「結婚」ディーン・フジオカが明かす、「俳優には詐欺師に近いところがある」

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本日6月20日、「結婚」の会見が東京・日本外国特派員協会で行われ、キャストのディーン・フジオカ、監督の西谷真一が登壇した。

左からディーン・フジオカ、西谷真一。

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質問に笑うディーン・フジオカ。

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井上荒野の同名小説を実写化した本作は、だます男とだまされる女の孤独と欲望を描いた恋愛ドラマ。結婚詐欺師・古海健児役にフジオカを起用した理由を、西谷が「『あさが来た』の衣装合わせでディーンさんにお会いしたときに、体がしびれるくらい興奮したんです。女性を虜にさせる魅力を感じるので、それを世の中に発信したいという思いで作りました」と語ると、フジオカは照れくさそうに笑う。

水を飲むディーン・フジオカ。

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続いて「ピアノのシーンはスタントなしでしょうか?」と尋ねられ、フジオカが満面の笑みで「Yes, I did!」と答えると、客席からは歓声とともに大きな拍手が。フジオカは「技術的にすごく難しいシーンでした。セリフをしゃべりながらピアノをずっと弾いているというミュージカルみたいなアプローチは初めて」と述懐し、「詐欺師を演じるのは難しかったか?」という問いには「求められた役を求められた場所とタイミングでやることでプロとして成立するのが俳優だとしたら、実際やっていることはすごく詐欺師に近い部分があると思いました」と明かす。

ムービーカメラに手を振るディーン・フジオカ。

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さらに「演じていて最も印象に残ったシーンは?」と質問が飛ぶと、フジオカは撮影時を懐かしみながら「携帯電話でしゃべりながら駅の脇の道を歩いて、『聞いてた話と違うじゃん』と言うシーン。この映画の方向性みたいなものを感じられた実感が初めてありました。健児というキャラクターをそこから肉付けしていくことができたので、自分にとって印象的なシーンの1つです」と真摯に回答した。

「結婚」は、6月24日よりロードショー。

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(c)2017「結婚」製作委員会

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