台湾移民の“おばあ”と家族の3世代にわたる歴史に迫ったドキュメンタリー公開

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台湾人監督・黄インイクによるドキュメンタリー作品「海的彼端」が、「海の彼方」の邦題で公開される。

「海の彼方」

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「海の彼方」

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本作は、1930年代の日本統治時代に沖縄・石垣島へ移住し、パイナップル栽培と水牛耕作という技術革新を日本へもたらした台湾移民にスポットを当てた作品。日本の敗戦によりアメリカの統治下となった沖縄で、1972年の返還まで無国籍になってしまった者たちの苦難の人生が、ある台湾移民一家の3世代にわたる歴史を通じて浮かび上がっていく。また米寿を迎えた“玉木玉代おばあ”が娘や孫たちに連れられ、台湾へ念願の里帰りを果たすさまにも迫る。自身も出演しているミュージシャンの玉木慎吾(SEX MACHINEGUNS)がナレーションを担当した。

台湾人の父と日本人の母を持つ歌手の一青窈は、「遥か遠い祖先がつけた軌跡を辿ることでもっと近くに島を感じることができました。嗚呼、だから私の足は気づくと南に向いているのだ」とコメントを寄せている。

「海の彼方」は8月12日より東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開。

一青窈 コメント

石垣島のうっとりするほど甘いパイナップルと果てしなく広がる青空の下、まぁーまぁーと啼く水牛。
それを広めたのが石垣島に渡った移民たちだという事を初めて知りました。
遥か遠い祖先がつけた軌跡を辿ることでもっと近くに島を感じることができました。
嗚呼、だから私の足は気づくと南に向いているのだ。

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(c)2016 Moolin Films, Ltd.

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ポレポレ東中野 @Pole2_theater

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