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本作は時効を迎えた未解決連続殺人事件の犯人を名乗る男・曾根崎を藤原が、彼を追い続ける刑事・牧村を伊藤英明が演じたサスペンス。劇中では曾根崎が過去に犯した殺人の告白本を出版し、世間に混乱を巻き起こしていく。
本日のイベント会場は、ステージ上に曾根崎のポスターやパネルを多数設置した“出版記念サイン会”仕様に。約1000人のエキストラを動員して撮影されたサイン会シーンを再現したようなステージを見て、藤原は「なんだか懐かしいですね」とにっこり。作品の内容に関してはネタバレ事項が多いため、「これほど宣伝しにくい映画は初めて」と本音を漏らす。「スタッフから『これは言っちゃ駄目です!』って子供のようにたくさん言われるんです。早く公開を迎えて、この思いを多くの人と共感したいです」ともどかしい思いを伝えた。
現在と事件当時の1995年を行ったり来たりしながら展開していく本作。藤原は「この現象を僕は『リバース』と呼んでいるんです」と、現在出演しているテレビドラマのタイトルをさりげなく挙げる。そして「こういうこと言うとまた注意されるんですけど……」とぼやきつつ、「今週の9話もぜひ!」とドラマのPRも欠かさない。
これまで猟奇的な役や強烈なキャラクターを多くこなしてきた藤原は、本作で曾根崎という男を演じるにあたり、「こういう伏線のあるダークな役はいかようにもアプローチできる。だから新しいアプローチができればいいなと思っていました」と語る。また「僕が今まで手を付けていなかったようなキャラクターですし、いい役を与えてもらえたなと思います」とファンの期待を高めた。
最後に観客へのサプライズとして、劇中の告白本と同じ書影を使用した、本作の小説版書籍に藤原がサインして手渡すというコーナーも。自身初のサイン会だという藤原が「湊かなえさんになったつもりでがんばります」と意気込むと、司会者から「そこは曾根崎じゃないんですか!?」とツッコミが入る。本にサインし、1人ひとりの言葉に笑顔で答える藤原。自分のモノマネが得意という男性にはその場で披露するよう求め、クオリティに苦笑しながらも「(モノマネを)公認します!」と宣言して固い握手を交わす。そしてファンとの交流を終えると、藤原は「皆さんのお話を聞け、こうして深い時間を過ごせたことは貴重だと思います」と充実した表情で感想を語った。
入江悠の監督作「22年目の告白ー私が殺人犯ですー」は、6月10日より全国ロードショー。
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- 「22年目の告白ー私が殺人犯ですー」公式サイト
- 「22年目の告白ー私が殺人犯ですー」予告編
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柴村 犬吉(しばむら いぬきち) @inukicchy
これ、「殺人の告白」と内容的に同じなんかな?監督が入江さんだから観てみたいけど。 https://t.co/76Zvd0joYP