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本作は、河野裕によるライトノベルを深川栄洋が実写映画化した青春ミステリー。架空の街・咲良田を舞台に、さまざまな能力を持つ少年少女たちの姿が描かれる。
記憶保持の能力を持つ浅井ケイを演じた野村は「セリフの量が半端なかったです」と撮影での苦労を明かす。咲良田の未来に関係したある計画を企む浦地正宗役の及川が「しかもワンシーンが長いんだよね。それなのに深川さんは『じゃあまた最初からお願いします』って。演出がすごく丁寧でやりやすいんだけど、ドSでした」と振り返ると、野村は「ニヤニヤしながら『もう1回お願いします』みたいな」と述べ、苦笑いを浮かべた。
“ラスボス”でもある浦地について恒松が「みんなを手のひらで転がしているキャラクターで本当に怖かったです」と正直に話すと、黒島は「(恒松扮する)岡絵里を助けたかったもん」と述懐。それを聞いた野村は「あの冷徹さは及川さんにしか出せない!」と断言し、観客の笑いを誘った。また黒島は自身が演じたリセットの能力を持つ春埼美空について「能力者の役は難しかったです。ただ私はセリフが少なかったので、申し訳ない気持ちもあって」と野村に顔を向けると、野村は「仕事だから大丈夫だよ(笑)」とにこやかにフォローする。
相麻菫(そうますみれ)役の平は「浦地さんとの対決シーンがあったり……ふふふ。演じるのが本当に楽しかったです」と満面の笑みでコメント。野村が感心したように「監督の指示に対してあんなに笑顔で『はい、わかりました!』って返せる人は見たことがないです」と話すと、及川も「大物ですよね。緊張しているように見えない」と平を称賛する。さらに及川は「夜中の2時や3時に撮影したこともあったんですが、祐奈ちゃんはキャピキャピしているんですよ。それに比べてこっちは生ける屍」とジョークを飛ばし、会場を笑いの渦に巻き込んだ。
本作には恋愛の要素も含まれていると語る野村。「キャラクターたちの頭脳戦も見どころなんですが、ちょっとドロドロした三角関係も描かれているので、そこにも注目して観てほしいです。あと及川さんの顔がすごいことになってるシーンもありますよ」と本編鑑賞前の観客に呼びかけ、イベントの幕を引いた。
「サクラダリセット 後篇」は5月13日より全国でロードショー。
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- 「サクラダリセット 前篇 / 後篇」公式サイト
- 「サクラダリセット 前篇 / 後篇」第2弾予告編
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
及川「夜中の2時や3時に撮影したこともあったんですが、祐奈ちゃんはキャピキャピしているんですよ。それに比べてこっちは生ける屍」/「サクラダリセット」野村周平&及川光博、平祐奈に感心し「キャピキャピしてた」 - 映画ナタリー https://t.co/Jjb5hpMtvg