木村拓哉&二宮和也が初共演、原田眞人監督「検察側の罪人」2018年公開

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木村拓哉二宮和也が、新作映画「検察側の罪人」で初共演を果たすとわかった。

原作:雫井脩介「検察側の罪人」書影(文春文庫刊)

原作:雫井脩介「検察側の罪人」書影(文春文庫刊)

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本作は、「犯人に告ぐ」「クローズド・ノート」の雫井脩介によるサスペンスエンタテインメント小説を実写映画化するもの。「日本のいちばん長い日」の原田眞人が監督を務める。

劇中では東京地検を舞台に、エリート検事・最上と、彼を師と仰ぐ若手検事・沖野の対立が描かれる。2人が担当することになったある殺人事件の容疑者に、すでに時効が成立した女子中学生殺害事件の重要参考人・松倉重生が浮上。遺族の無念を我がことのように引きずり、今度こそ松倉に法の裁きを受けさせようとする最上と、そのやり方に疑問を覚えた沖野が、それぞれの正義のもとに対峙していく。

最上役の木村は、「原田監督作品に参加出来る事に、とても興奮しています。二宮、他キャストのみなさんと撮影現場を思い切り楽しみたいと思います」とコメント。沖野役の二宮は「どうにかなってしまいそうな気持ちを努めて冷静に、また客観的に見ているという状態です。原田監督の論法に、そして木村さんの全てに身を委ねてきます。行ってきます」と意気込む。そして原田は、「日本が誇るトップスターふたりの競演が実現しました。犯罪映画の血脈は主役の声質。見せるよりも聞かせることを心がけなくちゃいけない。原作にある上質な台詞に、コーエン映画的な磨きをかけて、ふたりに贈ります」と話している。

「検察側の罪人」は7月から8月にかけて撮影が行われ、2018年に全国公開予定。

なお現在、木村が主演した「無限の住人」が全国ロードショー中。二宮主演の「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」は11月3日より公開される。

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木村拓哉 コメント

原田監督作品に参加出来る事に、とても興奮しています。二宮、他キャストのみなさんと撮影現場を思い切り楽しみたいと思います。

二宮和也 コメント

どうにかなってしまいそうな気持ちを努めて冷静に、また客観的に見ているという状態です。原田監督の論法に、そして木村さんの全てに身を委ねてきます。行ってきます。

原田眞人 コメント

検察側の罪人」は、2人の検事の、それぞれの正義を追い求める葛藤に、アメリカン・ハードボイルドの味わいがあるし、脇役にもゾクッと来るグッド・バッド・ガイがいる。コーエン兄弟の「ノーカントリー」とか「ミラーズ・クロッシング」にも通じる。その世界観にぴったりはまるのは木村拓哉だ、と思った。ボクは、出番は少なかったけど「2046」の木村さんが好きでね、いつか一緒にフィルム・ノアールをやりたいと思っていた。二宮君は「硫黄島からの手紙」以来、ずっと狙ってた。特に犯罪映画というイメージはなかったけど、今回の若手検事沖野は彼のために書かれたような役。声がいいし。だから原作はずっとふたりのイメージで読んだ。実現するとは思ってもみなかったけど快諾をもらい、日本が誇るトップスターふたりの競演が実現しました。犯罪映画の血脈は主役の声質。見せるよりも聞かせることを心がけなくちゃいけない。原作にある上質な台詞に、コーエン映画的な磨きをかけて、ふたりに贈ります。2人の対決も見せ場。クセのある脇役をずらっと並べて2人にぶつけるのも見せ場。犯罪を通して見えて来る人間性のパズルの、ど真ん中のピースをふたりが生きてくれるわけで、リハーサルがとても愉しみです。おそらく、怒鳴り声の響かない、監督いつもニコニコの現場になると思います。

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