香港電影金像奨の最優秀作品「十年」、各短編のシーン集めたビジュアル完成

第35回香港電影金像奨にて最優秀作品賞を獲得した「十年」のメインビジュアルが到着した。

「十年」は、5人の新人監督が手がけた5つの作品からなるオムニバス映画。「エキストラ」「冬のセミ」「方言」「焼身自殺者」「地元産の卵」で構成されており、クォック・ジョン、ウォン・フェイパン、ジェヴォンズ・アウ、キウィ・チョウ、ン・ガーリョンが各作品の監督を務めた。2025年の香港を舞台とした物語を通して、一国二制度のもと揺れ続けてきた市井の人々が抱える問題を問いかけている。

このたび到着したメインビジュアルには、各作品の場面写真を使用。「エキストラ」から労働節の集会場で銃を構える2人の男や、「方言」から普通話（中国の公用語）の試験を課せられたタクシー運転手の姿などが収められている。

「十年」は7月22日より東京・新宿K's cinemaほか全国にて順次ロードショー。