第2回東映特撮ファンミーティング「『仮面ライダーエグゼイド Blu-ray COLLECTION』発売記念イベント」が、本日4月15日に東京・渋谷TOEIにて開催され、キャストの
このイベントは、テレビ朝日系で放送中の特撮ドラマ「仮面ライダーエグゼイド」Blu-ray BOX第1巻が4月12日に発売されたことを記念し、映像特典のスピンオフ「[裏技]仮面ライダースナイプ エピソードZERO」を上映するもの。まず上映前のトークには、本編の脚本を手がける高橋悠也とプロデューサーの大森敬仁、「スナイプ」脚本家の高野水登と監督の鈴村展弘が登場した。
全4巻のBlu-ray BOXに1話ずつ収められるこの「スナイプ」では、本編の5年前、CRで最初の仮面ライダーとなった花家大我 / 仮面ライダースナイプの物語が描かれる。鈴村は「『エグゼイド』なら永夢(飯島寛騎)だけど、今回は座長が大我(松本)。享恭くんにも『この作品では3号ライダーじゃなくて座長だから、そのつもりで演ってもらわないと困る』と話しました」と振り返る。そして「大我は最近の本編でやわらかくなりつつあるけど、もともとダークな部分を抱えていて、鏡飛彩に恨まれているようなキャラ。どうしてそうなったのか、本来はどういう人間であったのかが描かれているので、彼の表情や話し方を観てほしい」という前振りのあと、「スナイプ」がスクリーンにかけられた。
そして本編上映後には、撮影現場から急遽駆け付けた松本もステージへ。「スナイプ」劇中には本編で滅多に観ることができない大我の笑顔が収められていることについて、松本は「さわやかさを意識しました」と語る。また加治将樹演じる友人の病理医・牧が登場することから、「牧とのシーンを大事にしました。大我にも友達がいたんだっていうことを見せようと思って」と話す。
本編の大我は髪の一部が白いが、「スナイプ」劇中ではまだ完全な黒髪。高野は今回の脚本について「本編の脚本で、最初は大我の髪が白い予定はなかったそうなんです。じゃあなぜ白くなったのか? まさか染めたわけではないだろう、と思って。彼の髪が白くなるまでを描けたらと思った」と話す。衣装合わせで試行錯誤する過程では髪をすべて白くする案もあったそうで、大森は「結局部分的に白いほうが魅力的かなって話になったんですが、そのあと『宇宙戦隊キュウレンジャー』にナーガが出てきたからびっくりです!」と笑う。
また「スナイプ」第4話は撮影済みでありながら完成しておらず、大森は「4話が出る頃には本編がすべて終わっているというのが難しいところ。我々もどうなるかまだわからないんです。テレビシリーズを見つめながら最終的に考えることになります」と述べる。「4話から『エグゼイド』の1話が始まります」とヒントが与えられたほか、本編にも登場した飛彩の恋人・小姫の物語ともつながっていくことが明かされた。
これまでのシリーズを通して好きなシーンを聞かれた松本は、本編で大我が飛彩に胸ぐらをつかまれる場面を挙げ「『スナイプ』を撮ったあとだったので、全部背負ってから芝居ができた」と理由を答える。また高野は、「スナイプ」冒頭で大我が言う「バーン」にこだわりがあるそう。「松本さんに『すみません、あそこのバーンだけささやく感じで言ってもらえませんか? もしアフレコのときに忘れていたら大丈夫なんですが……』ってお願いして。僕は客席の皆さんと同じ立場で、TTFC(東映特撮ファンクラブ)会員なんです! だから僕の書いたセリフを大我さまに言ってもらえる、あまつさえ演技の仕方まで注文するなんて……」と恐縮しながら感動を語った。
また先日、高橋が8月5日公開の夏映画の脚本を仕上げたことが発表された。「エグゼイド」の真のエンディングとも言われる本作について、大森は「現場はこれから始まりますが、真っ向から医療に取り組もうとしてます。もちろんゲームもやっています」と言及した。
締めの挨拶では、松本が「この『仮面ライダースナイプ』は、本当に大我への愛を込めて演じました。最近周りのキャストにも、本編で大我は死亡フラグがめちゃめちゃ立ってるって言われるんですけど(笑)。何も言えませんが、これからも大我への愛を大事に演じていきます」と話した。
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花家大我はなぜ白髪になったのか?「仮面ライダースナイプ」上映に松本享恭も登壇 https://t.co/BR5UaD7MOH "(略)だから僕の書いたセリフを大我さまに言ってもらえる、あまつさえ演技の仕方まで注文するなんて……" 脚本家さん……このましい……