「ムーンライト」監督が「ラ・ラ・ランド」デイミアン・チャゼルとの関係語る

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ムーンライト」の監督バリー・ジェンキンスが、第89回アカデミー賞授賞式と「ラ・ラ・ランド」の監督デイミアン・チャゼルについて語ったコメントが到着した。

バリー・ジェンキンス

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「ムーンライト」日本版ポスタービジュアル

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本作は、ドラッグ、いじめ、虐待、父親の不在など多くの問題を抱えながらもたくましく生きる黒人の少年シャロンの成長を3つの時代構成で描く人間ドラマ。アカデミー賞では作品賞、助演男優賞、脚色賞を受賞した。

授賞式では作品賞発表の際に不手際があり、「ラ・ラ・ランド」の関係者がステージ上でスピーチを行っている中、本当の受賞作が「ムーンライト」であることが改めて発表されるという前代未聞のハプニングが起こった。このことについてジェンキンスは「傷ついた人もいるけど、美しい一面もあった。いずれにせよユニークだった」と笑顔で話す。そして「発表時の映像を見返してみて僕が誇らしく思うのは、みんなでステージに上がり、『ラ・ラ・ランド』チームや『ムーンライト』のプロデューサー陣と抱き合ったことだ。あのクレイジーな瞬間がもたらした感情を、彼らとシェアしたかった」と感慨深げに回想する。

そして「デイミアンと僕はデビュー作をほぼ同時期に作っているんだ。僕は2008年に『Medicine for Melancholy(原題)』を、彼は2009年に『Guy and Madeline on a Park Bench(原題)』を撮った。お互い似たような道を歩んできた」とチャゼルへの親近感を表明。さらに「僕とデイミアンがいる境遇は、通常であればもっと歳上の監督が味わうものだと思う。でも僕らは年齢が近いからか不思議と関係が深まった。偶然にもアカデミー賞授賞式で同じ舞台に立った、新世代のストーリーテラーとしてね」と述べている。

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