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荒木飛呂彦のマンガを
舞台は、岡田と真剣佑が演じる虹村形兆・億泰兄弟の住む屋敷。東宝スタジオ内に組まれたセットは朽ち果た洋館風の建物になっており、壊れたシャンデリアやピアノ、ぬいぐるみなどがそこかしこに置かれている。撮影されるのは、仗助が形兆から攻撃を受けるシーンだ。
セットに立った山崎はダメージを受けるシーンの動きを何度も繰り返し、時折自分の体を拳でたたく。山崎はこの行為について「気合いを入れていました。実際には銃弾をくらっているわけじゃないし、ミサイルも撃たれていませんからね」と説明。このシーン以外でも攻撃を受けるシーンでは同様に自分の体をたたいていたそうだ。
そんな山崎に対し、三池も自ら体を動かして演技指導する。時折2人の間には笑いもこぼれるが、山崎はメイク直し中にも鋭い目付きを保ち、仗助になりきっていた。原作の通りに再現された特徴的なヘアスタイルについて、山崎は仗助の口ぐせを引用し「かなり“グレート”な髪型」と述べ笑わせつつ「セットしてもらうと『よし!』と気が引き締まります」と話す。
山崎単独でのカットの撮影が一段落すると、神木がセットに登場。背後から「仗助くん!」と叫ぶ神木に、山崎が「康一、隠れてろ!」と応える。続いて神木単独のカットが収録された。神木はオールバックにして前髪を少し垂らした自身の髪型について「見慣れていないので、不思議な気持ちになります」と照れくさそうに笑い、「でも映像で観てみると、この映画の世界観になじんでいて違和感がないんです。前髪が邪魔にならないので伸び伸びと目の芝居ができます」と語った。
撮影後には、岡田と真剣佑、プロデューサーの平野隆も加わり、東方家のリビングを再現したセットにて会見が行われた。三池は、第4部全体の舞台となる杜王町を再現するにあたりスペインをロケ地に選んだ理由について、「登場人物たちのコスチュームがなじむんです。バルセロナのちょっとうらぶれた路地なんかでカツアゲシーンをやるとピッタリだし、パンチパーマがものすごく似合うんですよ」と説明し笑いを誘う。そして「いろいろな条件を考慮して、最終的にシッチェスという街を拠点にしました。ホテルから眺める街の景色と、原作で見た杜王町の全景がぴったりリンクしたんですよね。そのあたりはぜひ映画を観て確認していただきたいです」と自信を見せた。
真剣佑は会見でも億泰になりきった状態で話し、ところどころ染めた自身の髪を指さして「ここ、色違うんだぜ」とドスの利いた声で説明。岡田から「うん、そうだよね。見たらわかる(笑)」とツッコミを入れられる。さらに真剣佑は山崎をにらみつつ「こいつを潰してやるという思いで……何言ってんだ俺」と、自分で自分にツッコミ。山崎らから「合ってる合ってる」とフォローされると、「『背中で殺してやる』って気持ちです」と再び眼光鋭くコメントしたが、我に返り「言葉悪いなあ」と反省して爆笑を巻き起こした。
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」は8月4日より公開。
※山崎賢人の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
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