田中敦子「ゴースト吹き込めた」、ハリウッド版「攻殻機動隊」イベントで感慨に浸る

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スカーレット・ヨハンソンが主演を務める「ゴースト・イン・ザ・シェル」のファンミーティングが本日4月4日、東京・神楽座にて行われ、日本語吹替キャストの田中敦子が登壇した。

田中敦子

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「ゴースト・イン・ザ・シェル」日本限定ポスタービジュアル

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ルパート・サンダースが監督を務める本作は、士郎正宗のマンガ「攻殻機動隊」をもとにしたSFアクション。原作の草薙素子に当たる全身義体の主人公・“少佐”をヨハンソン、少佐の上司・荒巻大輔をビートたけしが演じる。

田中敦子

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1995年に公開された押井守の監督作「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」やその続編で草薙素子に声を当て、本作で少佐の声を担当した田中。MCから作品の感想について聞かれると「最初は吹替用のDVD素材で観たんですが、ハリウッドはなんてすごいことをしてくれたんだろうというのが第一印象」と振り返る。また少佐役のヨハンソンについて「素晴らしかったです。本当に美しくて。生身の肉体なのかな? 彼女こそが義体なのではないかと思いました」と述懐した。

「ゴースト・イン・ザ・シェル」

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サンダースの演出に関して田中は「原作や押井監督への愛が止まらないように見えました」と述べ、「ダイブするシーンや光学迷彩を使った戦闘など、アニメのシーンが浮かんだ」とコメント。また草薙素子への思いを聞かれると「一番近くて一番遠い存在。タフで私とは真逆な性格。少佐のようになれたらと、憧れてきました」と噛みしめるように言葉を重ねる。

「ゴースト・イン・ザ・シェル」

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バトー役の大塚明夫やトグサ役の山寺宏一などアニメ版のキャストが日本語吹替を担当している本作。一緒に収録を行ったことを明かした田中は「聞こえてくる声も一緒で、20数年前の記憶がよみがえりました」と感慨深げな様子を見せる。続けて「大塚さん、山寺さんと収録ができるということで緊張感に勝るワクワク感があった。私にとって兄貴のような、ナイトのような方々で、アニメのときと同じようにお二人に委ねれば少佐を引き出してもらえると思っていました」と心境を明かす。

「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」を締めくくる「ネットは広大だわ」というセリフを田中が発し、観客から感嘆の吐息が漏れる一幕もあった本イベント。吹替版キャストに選ばれて光栄だという田中は「ファンの方々に喜んでいただける吹替版を作りたいと考えていました」と語り、「私たち、95年版オリジナルの公安9課のメンバーがゴーストを吹き込むことができました。エンドロールまでアニメ版のファンも楽しめる作品になっていると思います」とアピールした。

「ゴースト・イン・ザ・シェル」は、4月7日より全国ロードショー。

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