新海誠がSUGOI JAPAN贈賞式に登場、細田守からの影響明かす

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本日3月16日、新海誠が東京・よみうり大手町小ホールで行われた「SUGOI JAPAN(スゴイ ジャパン)Award 2017」の贈賞式に出席した。

新海誠

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「小説 君の名は。」表紙

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「SUGOI JAPAN」では、一般ファンと有識者の推薦をもとに、「この作品を世界中の人々に紹介したい」と支持されるポップカルチャー作品を選出。新海は自著「小説 君の名は。」でエンタメ小説部門の1位を獲得した。

会場に展示された新海誠の色紙。

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贈賞式の冒頭で新海は「素敵な賞をいただけて光栄です」と挨拶し、「『君の名は。』に小説があることはあまり知られていないのですが、実は映画の公開前に発売されていまして。若い子たちが『これは自分のためのコンテンツだ』と思い小説を手に取ってくれたことが、映画の1800万人という動員につながったのだと感じます」と思いを語る。小説を執筆した理由を問われると「映画を作りながら小説を書く余裕はないと思っていましたが、先輩の細田守監督は『おおかみこどもの雨と雪』や『バケモノの子』で実践しているんですよね。細田監督への対抗意識もあって書くことにしました」と笑顔を浮かべた。

現在新作の制作に取りかかっているという新海。「小説を書く前提でスケジュールを立てようと担当の方と話し合っています。150万部も売れるんだったら書いたほうがいいですよね」と述べ、会場の笑いを誘う。続けて新海は「それは冗談ですけど、小説を書くことで自分自身やスタッフが映画をより深く理解できるのであれば、ワークフローの中に入れる価値があるなと」と自らの考えを明かした。

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