「
本作は、
最初にマイクを握ったヨハンソンは「本作をお披露目する最初の都市に東京はとてもふさわしく、また今とても興奮しています」とこのあとに行われるワールドプレミアに触れながら挨拶。たけしは「大きなバジェットの本格的なハリウッド映画に出られて自分にとってもいい経験になった。役者という仕事をやるときの振る舞いをスカーレットさんに教えていただいた。素晴らしい映画ができた」と述懐した。
息子に出演を薦められたというビノシュは「日本発のコンテンツを持って発祥の地に来られてうれしい」と述べ、自身が演じるオウレイ博士に関して「脚本は暗号のようで、挑戦しがいのある難しい役柄でした」と振り返る。バトーを演じたアスベックは「彼はとても愛されているキャラクターで、演じることは怖かった。だけど、素晴らしいチームに支えられ、不安も吹き飛んだ」と述べ、笑顔を見せる。
オファーを受けた当初の心境についてヨハンソンは「詩的で夢のような世界が描かれたアニメーション版を観て怖気付いていた。だけど作品に興味を持ったし、監督と彼女についていろいろと話し合う中で少佐の存在から離れられなくなりました」とコメント。作品についての感想を聞かれたたけしは「実写版というのはアニメやマンガに負けて文句を言われるのが定説。この作品は最初に成功した実写版の例じゃないかと思う。唯一の失敗は荒巻じゃないかと」と冗談交じりに語り、笑いを誘う。
サンダースは「カルトクラシックと呼べるような作品。実写化するにあたり、士郎(正宗)さんや押井(守)さんに失礼のないようにというプレッシャーがあった」と制作時の心境を明かし、「日本映画を強く意識した。『酔いどれ天使』と『ブレードランナー』が出会ったような作品」と観客にアピールした。
質疑応答の中でハリウッドと日本の違いを聞かれたたけしは「ハリウッド映画はカメラの台数が多い。ただ歩くだけのシーンでも監督から『グッド、ワンモア』『エクセレント、ワンモア』『ジーニアス、ワンモア』……と何度も撮影した。これはお金がかかるなと、つくづく思った」と回答。撮影を終えた心境について聞かれたヨハンソンは「存在の危機を感じている役を5カ月ほど演じ、それを乗り切る体験をした。その中で役者としても人としても成長できた」と力強く語った。
「ゴースト・イン・ザ・シェル」は、4月7日より全国公開。なお映画ナタリーでは、本日行われるレッドカーペットイベントの様子も追ってレポートする。
関連する特集・インタビュー
関連記事
スカーレット・ヨハンソンの映画作品
関連商品
リンク
- 「ゴースト・イン・ザ・シェル」公式サイト
- 「ゴースト・イン・ザ・シェル」日本オリジナル予告
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
映画ナタリー @eiga_natalie
スカヨハ、ビノシュら米版「攻殻」キャスト来日、たけし「素晴らしい映画ができた」 https://t.co/bdQCm24suj #攻殻機動隊 https://t.co/CEjf1isQld