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本作は、冴えない自主映画監督しまだやすゆきがダークヒーロー“スレイブメン”となって戦う姿を描く物語。「仮面ライダー響鬼」「仮面ライダー電王」の中村が、本作では気弱なオタク・やすゆきに扮した。
このイベントには、中村と井口のほか
本作の脚本は、井口が開いた演技のワークショップの参加者に、それぞれの役を当て書きして作られた。そのワークショップについて、中村は「最初は彼氏と彼女の役とか日常的なお芝居から始まったんですけど、ゾンビの歩き方まで教わって……」と振り返る。松井が「ゲイバーのマスターを演ってって言われたんです」と言うと、井口は「一目見て、松井さんはそういう方なんだと思ってたんです(笑)」と返して笑いを起こす。
また中村は、本作の現場で井口から「イケメンを封印してくれ」という指示を受けたそう。「やすゆきはいじめられっ子みたいな役どころから始まって、徐々に成長していくんです。井口さんは普段笑っているんですけど、やすゆきがお姉ちゃんに日頃の鬱憤をぶちまけるシーンだけはすごく厳しくて」と回想する中村に、井口も「『それじゃまだモテるよ!』って、けっこう厳しくやりましたね。『イケメンの皮を剥げ!!』って言った気がします」と相槌を打つ。
また奥田は、現場で自ら芝居をしながら演出する井口に関して「監督が演ってくれるヒロインの彩乃がすごく乙女で。女の子の気持ちをこんなにうまく表現できる男性っていないんじゃないかなって思った」と証言。ほかのキャストたちも、井口の女子力の高さに関するエピソードを明かしていく。中村に「舞台挨拶で監督がメイクされているのは初めて見ました」と言われた井口は、「40歳も超えましたので、ビューティな感じにしたくて。哀川翔さんみたいにしようと思った」と話して笑いを起こした。
終盤には井口が、本作の見どころを「中村さんは文字通りいろんな意味で体を張ってるので、それを見てほしい。あとワークショップから派生した映画なので、皆さんの演技の幅を見てほしいですね。一度でいろんな味を楽しめる映画になってます」とアピール。さらに「一番似てる映画で言うと……『君の名は。』みたいなニュアンスもありますので」と言うが、中村に「ポスターに、ダークヒーロー版『君の名は。』!?って書いてあるんですけど、それを付けたとき井口監督はまだ『君の名は。』を観てなかったんですよね(笑)」と暴露された。
最後には中村が、劇中の決めゼリフ「スキャンオン!」とともにポーズを決め、腕に付けたカメラで観客たちを撮影。ステージ上を走り回り、ファンから歓声を浴びた。
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