「哭声」ナ・ホンジンがゆうばり映画祭再訪、國村隼と舞台挨拶に登場

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本日3月5日、北海道・夕張市で開催中のゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017にて、「哭声/コクソン」がクロージング作品として上映。出演者の國村隼、監督のナ・ホンジンが舞台挨拶に登壇した。

左から國村隼、監督のナ・ホンジン。

左から國村隼、監督のナ・ホンジン。

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「哭声/コクソン」

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本作は、平和な田舎の村に得体の知れない“よそ者”がやってきたことから、残虐な事件が多発していくサスペンススリラー。“よそ者”を演じた國村が韓国の青龍映画賞で男優助演賞と人気スター賞を獲得し、同映画賞37年の歴史の中で外国人俳優として初めての受賞を果たした。

國村隼

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ナ・ホンジンは國村を起用した理由について「編集前のカットの中で、編集したあとのような多様な姿を見せてくれるのが印象的でした。國村さんが演じた役はお客さんがどういうふうに捉えるかが重要なポイントなので彼にお願いしました」と明かす。國村は「脚本を読んで今まで経験したことのないくらいタフな撮影になるなと思った」と述懐し、「脚本ではすっぽんぽんだったんですけど、観てもらう人に申し訳ないなとふんどし姿になりました」と笑顔で語る。

左から國村隼、監督のナ・ホンジン。

左から國村隼、監督のナ・ホンジン。[拡大]

“よそ者”の役をなぜ日本人にしたのかという質問に対しナ・ホンジンは「韓国人と同じような外見を持ちながら異質感を持つ国籍が欲しかった。すでに韓国にはたくさんの中国人がいるので、日本人にしようと思いました」と回答した。続けてナ・ホンジンは韓国の谷城(コクソン)を舞台に選んだことについて「スカイラインが見える場所を選びました。天気の変化が常に人物の後ろに表れるように設定しました。自然を通して神を表現したかったのです」と明かす。続けて「当初は『この地域の名前を使わないでくれ』と言われていたのに、映画のあとに観光客が8倍くらいに増えたことで、村長が優しくしてくれました」とエピソードを披露する。

最後に國村は「この映画はあとを引いて何回も観たくなるそうです。韓国では3、4回観てもわからなかったという意見もいっぱいです。ぜひまた観てください」と挨拶。ナ・ホンジンは「長編デビュー作『チェイサー』のとき、初めて日本人の観客と会ったのもこのゆうばり映画祭です。新作を撮るたびにゆうばりを訪れることができてうれしいです。また次の作品でお会いしましょう」と感謝を述べた。

「哭声/コクソン」は3月11日より東京・シネマート新宿ほかにて公開。

※記事初出時、人名に誤りがありました。お詫びして訂正致します。

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(c)2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION

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tAk @mifu75

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