3月2日から6日にかけて北海道・夕張市にて開催されたゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017にて、EXILE HIROがプロデュースした時代劇「
第40回モントリオール世界映画祭にてワールドコンペティション部門の最優秀芸術賞を受賞した本作。戦国時代の島根・奥出雲の村を舞台に、伝統を継承し守ることを宿命付けられた主人公の伍介が真の武士へと成長していくさまを描いた時代劇だ。劇団EXILEの青柳翔が主演を務め、AKIRA(EXILE / EXILE THE SECOND)らがキャストに並ぶ。
伍介の幼なじみである新平を演じ、映画初出演を果たした小林は、舞台挨拶で「夢が叶ってうれしい気持ち」と喜び、島根・雲南市に作られたオープンセットの出雲たたら村について「そこにいるだけで自然と役に連れてきてもらえるような場所でありがたかったです」と語る。伍介の許嫁、お國役の石井は「時代劇が初めてで不安がありましたが、撮影を見に来てくれたHIROさんの励ましを得て、より気合が入りました」と当時の心境を話す。
その後に行われた合同取材で小林は「時代劇に興味があり、オファーが来る1年前から稽古をしていた」と明かし、「撮影前にも島根にできるだけ行くようにして、山の中を裸足で歩いたりとか実際に体感するやり方で新平役を見つけようとしました」と述懐。これから挑戦してみたいジャンルや役柄を尋ねると「『007』みたいなエージェントのシリーズを『ゴルゴ13』でやりたいです。ゴルゴ合いそうですよね、俺」と笑顔で語る。韓国映画に代表されるような復讐を描いたものや湿度のある作品にも惹かれると言い、「『チェイサー』『殺人の追憶』『息もできない』はすごく印象に残っています」と3つのタイトルを挙げた。
時代劇にはあまりなじみがなかったという石井。参考に観た映画を尋ねると「ラスト サムライ」を挙げ、「迫力のすごさにびっくりしました。『たたら侍』への出演をきっかけに大河ドラマも観るようになりました」と述べる。着物を着た感想について「背筋が伸びました。何枚も何枚も時間をかけながら着るので衣装の重さだけでなく、昔の人はこういう感じなんだとしみじみと思えたり」と吐露。印象的な舞いのシーンについては「1カ月前くらいから練習をしていたのですが、普段やっている踊りとはまったく違ってじっくり動くので、最初は筋肉痛になりました」とその苦労を振り返った。
作品について小林は「どこで生きていくのか、大人になるのはどういうことかという普遍的なことが描かれているエンタテインメントなので全世代にオススメです」、石井は「1人ひとりの個性的なキャラクターに注目して観てほしいです」とコメントした。
「たたら侍」は、5月20日より東京・新宿バルト9、TOHOシネマズ 新宿ほか全国でロードショー。
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