坂本龍一「全てさらけ出した」、11月にドキュメンタリー公開決定

29

2015

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 26 54
  • 1935 シェア

坂本龍一のドキュメンタリー「RYUICHI SAKAMOTO DOCUMENTARY PROJECT(仮題)」が、11月より東京・角川シネマ有楽町ほか全国にて公開される。

「RYUICHI SAKAMOTO DOCUMENTARY PROJECT(仮題)」

「RYUICHI SAKAMOTO DOCUMENTARY PROJECT(仮題)」

大きなサイズで見る

2012年から約5年にわたり実施した密着取材の様子を軸に、坂本の音楽的探求に迫っていく本作。劇中には、幼少期からの膨大なアーカイブ映像も収められている。2004年公開作「ロスト・イン・トランスレーション」の共同プロデューサーを務めたスティーブン・ノムラ・シブルがメガホンを取った。

このたび坂本からコメントも到着。坂本は「官邸前のデモや、東北ユースオーケストラとのコンサート、そしてガンがわかって映画制作のスケジュールに大きな変更が余儀なくされても、僕の側にはいつもカメラがあった。プライベートスタジオも、自宅のピアノ室も、全てさらけ出した」と明かしている。

坂本龍一 コメント

2012年にNO NUKES 2012を撮影できないか?とスティーブン・ノムラ・シブルという映画制作者から連絡が入った。それ以来、官邸前のデモや、東北ユースオーケストラとのコンサート、そしてガンがわかって映画制作のスケジュールに大きな変更が余儀なくされても、僕の側にはいつもカメラがあった。スティーブンは僕に何を見たんだろう? プライベートスタジオも、自宅のピアノ室も、全てさらけ出した。こんな映画に坂本の私生活を覗くという以上の意味はあるんだろうか? 果たして映画として「見れる」作品となっているんだろうか? いま、僕は完成が待ち遠しい。

スティーブン・ノムラ・シブル コメント

震災後、坂本龍一さんの音楽表現がどのように変わるのか、新たにどのような曲を書かれるのか、もしそこまで密着可能であれば、何かカタルシスが生じるのではないかとの思いが、この映画を作り始めるきっかけでした。ご病気の事もあり、本格的な作曲プロセスの記録を始めたのは撮影開始から4年後の事、長い撮影期間となりましたが、映画を通じて、映像と共に音楽や音の魅力を表現できればと、今も願っております。是非皆さまに劇場で音楽的カタルシスを体験して頂きたく思います。

この記事の画像(全1件)

読者の反応

🎤清水克彦🎧 @k2smz

坂本龍一「全てさらけ出した」、11月にドキュメンタリー公開決定 - 映画ナタリー https://t.co/QbNBSXcH3T

コメントを読む(29件)

関連記事

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 Ryuichi Sakamoto: CODA / 坂本龍一 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。