「DEATH NOTE デスノート」の
本作について、風間は「熟年世代の婚活というシビアな現実を踏まえたうえで、ユーモアをちりばめて笑いが多く、その分だけ哀愁と現実味が際立ったのだろうか、登場人物の誰もが愛おしくて、ラストには不覚にも涙がこぼれて困った」、片瀬は「幾つになっても愉しく、恋もして、自分らしく素直な気持ちでいることが大切なんだなぁと感じさせてくれる作品です」とコメント。金子はそんな風間と片瀬を密かに「ジャック・レモンとゴールディ・ホーンに重ねていた」と明かしている。
「こいのわ 婚活クルージング」は2017年秋に広島で先行公開され、以降全国でロードショー。
風間杜夫 コメント
思い返しても、本当に楽しい日々だった。
2016年秋、広島カープが優勝のゴールに向かって突き進んでいたのに時を重ねて、街全体がその活気で満ち溢れていた中で、オール広島ロケで、同じくらいの熱いエネルギーで、みんなと一緒に創った映画の現場が、本当に懐かしい。
マツダスタジアムのロケは撮影もラスト近く、確か優勝を決めた直後であった。長い広島滞在で、ほぼ広島県民と化しているキャストスタッフの気持ちが、異常に盛り上がったことは言うまでもない。
広島が県を挙げて取り組んでいる「婚活」が、この作品の柱でもあり、間違いなく僕たちが動かされた原点であった。担当県職員の方々、僕の役のモデルとなったFさん、惜しまず協力をしてくださった人々、今もお顔が目に浮かぶ。
広島ならではの美しい風景、爽快なクルージングと穏やかに広がる海、背景も味方をしてくれた。
僕はどれほど広島が好きになったか分からない。
実年齢に近い役を演じた僕にとっては、共演の片瀬那奈さんが、リアルに夢を叶えてくれた。難しいコメディエンヌとしての才能にも目を見張った。
監督は、俳優を褒めて育てる優しさを持ちながら、決して譲らない粘り強さを合わせて、全てを導いてくれた。
そして作品は、僕の作品への思いをもっと超えて、豊かに仕上がった。
心の芯を、ほんわかと温める映画だ。
熟年世代の婚活というシビアな現実を踏まえたうえで、ユーモアをちりばめて笑いが多く、その分だけ哀愁と現実味が際立ったのだろうか、登場人物の誰もが愛おしくて、ラストには不覚にも涙がこぼれて困った。
メッセージは深い。
何もかもを失った時に、一番大切なものが見える。
誰しもが、パートナーと出会うのに遅いことはない。
人生はいくつになっても夢と冒険に満ちている。
この作品を、多くの方に観て頂けることを楽しみにして。
片瀬那奈 コメント
率直な気持ちは、私でいいんでしょうか!?と驚きました。
金子監督とは映画デスノート以来でまたご一緒させていただきたいと思っていましたし、脚本を読んだ時、主人公のナギが、まるでもう1人の自分を見てるかの様な感覚で是非とも演じたいと思いました。
風間さんは本当に素敵な人です。
大人の色気を振りまきながら、時折すごくお茶目で、芝居ではしっかり受けとめていただきました。
撮影が始まった頃は、誠一郎さんは恋愛対象としては年上すぎるんではないかと思っていたんですが、風間さんのおかげで撮影終盤には、こんな大人な雰囲気も素敵だなぁと少し恋愛観が変わった気がします。
作品で婚活を経験して、色んな場所で色んな人と新しく出会えるのは楽しい時間だなと感じました。
私もナギと同じく独身で同じ年齢なので婚活やってみようかなと後押しされた気がします。「こいのわ 婚活クルージング」は、幾つになっても愉しく、恋もして、自分らしく素直な気持ちでいることが大切なんだなぁと感じさせてくれる作品です。シアワセになるキッカケが見つかるかもしれない「こいのわ 婚活クルージング」を是非ご覧ください。
金子修介 コメント
風間さんは僕らの世代のヒーローですが、鋭い眼光の裏に独特のユーモアを隠し持っていて色気がある。その色気とユーモアのバランスが好きなんです。片瀬さんはデスノートで抜擢した十年前より奇麗になってスタイルを維持している。何本かの映画に出演しているのを見て、芝居が面白くなっているなと注目していました。僕のなかでは密かにお二人をジャック・レモンとゴールディ・ホーンに重ねていたのです。
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