本作は、周囲になじめない孤独な少年ジェイクが、祖父の遺言に従って訪れた島で美しく厳格な女性ミス・ペレグリンや特殊能力を持った少年少女と心を通わせていくファンタジー。宮野はエイサ・バターフィールド演じるジェイクの声を担当している。
バートンの過去作「チャーリーとチョコレート工場」の「金曜ロードSHOW!」版でウィリー・ウォンカ役の吹替経験もある宮野。「ティム・バートンの作り出す不思議な世界観には説明できない魅力がある。美しいので見入ってしまうし、あったらいいなと思わせてくれる。まさに芸術的ですよね」とバートン作品の魅力を熱弁する。本作についても「自分の持っているそれぞれの個性を大事にしようと思える。そして自分の持っている勇気はなんて美しいんだと気付かせてもらえる、そんな作品です」と気持ちを込めて伝えた。
さらに宮野は「そういう世界観、僕らけっこう好きだよね?」と観客に問いかける。本作には特殊能力を持つ個性豊かなキャラクターたちが登場するため、「僕ら、アニメの世界観になじみ深いでしょ? 日本人の心をくすぐるポイントも押さえてるからこそ面白く観れると思う」と独自の観点で作品を分析。お気に入りのキャラクターには空中浮遊の能力を持つエマを挙げ、「とにかくすごくかわいい。声も(花澤)香菜ちゃんだし(笑)」と吹替キャストの名前を挙げて理由を述べた。
本作に登場する特殊能力は、空気を操る、後頭部に口がある、体内に無数の蜂を飼うなどさまざま。そして「奇妙なんですよ、僕」と話す宮野も、自身の“特殊能力”を明かすことに。「なんでも牛乳と一緒に食べられる! お寿司も牛乳で食べられます」とアピールする宮野に、会場からは「えー!?」という声もちらほら。また「自宅に置いてある奇妙なものは?」という質問には「いろんな種類のプロテインがあります。これは寝るとき用……これは普通に飲む用……これは疲れたとき用、とか」と説明する宮野だが、ふと我に返って「なんの人なんだよ俺!」と自身にツッコんで観客を笑わせる。
最後に、タイムループの要素を含むストーリーにちなんだ質問では「僕ね、こう見えてライブとかもやってるんですよ」と自身のアーティスト活動に触れ、「ライブの終わりに、お客さんが『最初から!』っていうことがあるんですよ。それを何度も(タイムループで)1日中やっていたら、ずっとマモのライブが観れる! ずっと楽しいじゃないですか!」と満面の笑みで語り、観客を喜ばせた。
「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」は全国の劇場で公開中。
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