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本作は、孤独な少年ジェイクが、祖父の遺言に従って訪れた島で厳格な女性ミス・ペレグリンや特殊能力を持った少年少女と出会い、心を通わせていくファンタジー。エヴァ・グリーン、エイサ・バターフィールド、サミュエル・L・ジャクソンらが出演した。
会見の始めに、バートンは「特別な映画を特別な場所に持ってくることができてうれしく思います」と挨拶。ランサム・リグズの小説「ハヤブサが守る家」が原作となっていることについて、「映画化のために、いくつかキャラの設定などを変更しています。例えば、エマが宙を浮くことができるようにしました。宙に浮いている女の子は視覚的に美しいと思ったのでね。そういった変更を加えながらも、原作のスピリットが込められたものになるよう注意しました」と話す。
大勢の子役たちを起用して苦労したことを聞かれると、「中には演技未経験の子もいたので、実際にある屋敷で撮影をしました。なるべくCGに頼らず、本物の中で演技する環境を作ることで、子供たちにキャラクターを感じてもらうことが重要でした。それから彼らは、自分たちでスタントをやりたいとも言いました。アクションヒーローみたいな気分だったのかもしれませんね(笑)」と振り返る。そしてロケ地に関しては「撮影地は主にフロリダです。『シザーハンズ』を撮影した場所の近くでした。何年も経ってから訪れたら、木々が高くなって様子が変わっていたので驚きましたね。メインの家に関しては、ベルギーで素晴らしいお屋敷を見つけたんです」と説明した。
主演のグリーンは、バートンの過去作「ダーク・シャドウ」にも参加していることから「彼女は“第2のジョニー・デップ”的な存在になり得ますか?」という質問が。バートンは「ジョニーとは性別が違うからね」と笑いつつ、「彼女は無声映画に出てくるような雰囲気を持っている。言葉を語らずして何かを伝えることができるんだ。それからジョニーと同じように、いろいろなものを演じることができる。面白さやドラマチックな部分、そして謎めいた部分も表現できる人は、今の役者さんには少ないと思う」と評した。
本編の最後には、日本円の1万円札が登場する。その理由を尋ねられたバートンは、「本当は日本でも撮影したかったんだけど、お金がなかったんだ。だから日本の要素を入れたんだよ、気付いてくれてありがとう」と回答した。
イベントの最後には、バートンの作品が大好きだという女優の
「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」は2月3日より全国ロードショー。
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