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本作は、水谷扮する主人公・杉下右京と、彼のもとに送り込まれる“相棒”が事件解決のため奮闘する刑事ドラマ「相棒」シリーズの劇場版最新作。反町扮する4代目相棒・冠城亘が登場して以来、初の映画版にあたる。
舞台挨拶にはまず、先のカーペットイベントと同じく
「右京さーん」と観客に声を掛けられた水谷は「センキュー」と挨拶。すると同様に「ソリー!」と呼ばれた反町が「センキュー!」とまねをして笑いを誘う。仲間は「好きな右京さんのセリフは『困りましたねえ……』です」と発言してファンを沸かせ、山西は「お寒い中お越しいただきまして、皆さん本当に……ヒマかっ?」とおなじみのフレーズで挨拶。2代目相棒・神戸尊役の及川は「皆さん、お久しぶりです。ご存知ない方もいらっしゃるかと思います。主に再放送で活躍中の元特命係・神戸尊です!」と爆笑を起こした。
本作のクライマックスにあたるパレードのシーンは、福岡・北九州市に3000人のエキストラを集めて撮影された。メインストリート約300mを朝6時から18時まで封鎖したそうで、水谷は「『相棒だからやったんです』と言っていただけて、大変うれしいことでした」としみじみ振り返る。同シーンの撮影は、天候のため2度も延期され、そのたびにエキストラが集め直されたという。「3000人そろったところで雨が降ったって聞いて、ほらごらん!って思いました」と笑う石坂は、司会に「ロケに行けず悔しかったんですか?」と聞かれ、「そうです! 北九州行ってみたかったです!」と素直に白状した。
本作で“黒衣の男”という謎めいた役を務めた北村。「いつか水谷さんと共演できたらいいなと思っていたので、夢が叶いました。横で演っている反町くんをすごくうらやましく思いました」と喜々として語るが、「でもゲストで出たってことは、僕が“相棒”になる可能性がなくなったんじゃないかと……」と嘆く。すると及川に「石坂さんが今、横で『5代目、5代目!』って言ってますよ!」と教えられ、「皆さんが『5代目は北村がいい』なんて言ってくれたらうれしいです(笑)」とちゃっかりアピールした。
本作でも重要な場面で出演した及川は、「やっぱりソリちゃん演じる冠城亘と出会えるのが楽しかったです。冠城亘って“イタリアーン”な感じがしません?」と唐突に同意を求める。面白がる水谷に「すいません、もう1回お願いします」と頼まれると、ノリノリで「“イタリアーン”な感じがしません? 野性味やユーモアがあって。神戸くんの場合は、どっちかっていうと“ナポリターン”なんですよ(笑)」と続ける。石坂に「同じじゃん!」とツッコまれ、「微妙に違うんです! ぜひその違いを映画でご覧ください」と観客に語りかけた。
舞台挨拶の終盤では、水谷が「子供の頃から映画が大好きで、いい映画を観ると1週間くらい幸せでいられる。つまらない作品を観ると1週間くらい愚痴を言うこともできます。映画ってすごいなと思いました。さて、『相棒』はどのような映画なのでしょう? ゆっくりご覧ください」とまとめる。そして反町が「いっつも挨拶が水谷さんのあとで、本当に困る……」と頭を掻きながら、「作品が公開されるときは自分の娘や息子を世に出すようで、どこか寂しい感じなんです。ぜひこの映画をかわいがってやってください」と締めくくった。
「相棒-劇場版IV-首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断」は2月11日より全国ロードショー。
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山西惇 @8024atc
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