劇場アニメーション「
原作コミック11巻から14巻の「豪華客船編」にあたるエピソードを描く本作。死者蘇生の秘密を巡り、豪華客船・カンパニア号にて巻き起こる騒動が描かれる。
2016年に原作マンガが10周年を迎え、アニメシリーズも今年で9年目に突入。長年にわたり愛されてきた「黒執事」の魅力について、小野は「ゴシック、ロリータという確立された分野を突き詰めて表現しているだけではなく、アクション、コメディ、サスペンス、今回の劇場版ではホラーであったりと、いろんなエンタテインメントが詰め込まれた欲張りな作品だなと思っています」と語る。すると諏訪部から「宝石箱、宝石箱」とささやかれ、観念したように「……まるで宝石箱や!」と小野が応えると、会場からは笑いと拍手が送られた。
原作を読んだときから「これをやりたい!」と思っていたという小野。「もしかしたら劇場版用に取っておいたのかもしれないと思うくらい、スクリーン映えする作品」と熱弁を振るう彼に同意し、坂本も「『黒執事』を知っている人が観ても『えっ!?』と思う話が描かれているし、あのキャラもこのキャラも出ている作品なので、初めての人もこの1本を観れば『黒執事』がわかる、すべてを兼ね備えたエピソード」と劇場版にふさわしい作品であると太鼓判を押す。
また小野はセバスチャンという役に対し、「役者としての視野を広げてくれた。もっと言うと、人として成長させてくれた役になりました」と思いを語った。「ずっとキャストの皆さんに支えられて立っていた自分でしたが、30歳になったときに『黒執事』がスタートし、座長として『自分が背負わなくてはいけない』と強く感じた」とプレッシャーがあったことを吐露。しかし「隣りに真綾ちゃんがいてくれて、彼女もまたストイックに役作りをされていたんです」と坂本へ感謝する。
それを受け、「今まで少年の役はあまり経験がなかったし、すごく人気のあるキャラクターだと聞いていたので、プレッシャーでした」と同様の思いを抱いていたと話す坂本。そして「“小野座長”がその空気を柔らかくしようとしてくれてくれているのを感じました。小野さんがセバスチャンの声を一声発するだけで、『黒執事』の世界がパッと広がるような、そういったカリスマ性を……」と思いを込めて伝えるが、途中で「なんか嘘っぽいですね(笑)」と照れ笑い。諏訪部から「言い切ればよかったのに!」と鋭いツッコミを入れられていた。
最後に小野は、本作を「『黒執事』の集大成とも呼べる劇場版」と表現。「集大成ではあるけれど、(原作は)連載10周年を迎えて、次の10周年へと進んでいきたい。進んでいってほしいなと思っております。それには執事と主人の関係のように、応援してくれる皆さんの熱量が必要不可欠」と観客へメッセージを送った。
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すごくよかったです(`・ω・´)
劇場版「黒執事」出航!小野大輔、坂本真綾、諏訪部順一が「集大成」と自信見せる https://t.co/IrjZ2tXQHw