キネマ旬報ベスト・テン決定、「この世界の片隅に」「ハドソン川の奇跡」が1位に

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キネマ旬報社が選出する「2016年 第90回キネマ旬報ベスト・テン」の受賞結果が発表された。

「この世界の片隅に」ポスタービジュアル (c)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

「この世界の片隅に」ポスタービジュアル (c)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

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日本映画部門の第1位に輝いたのは、片渕須直が監督を務め、のんが主人公の声を担当した「この世界の片隅に」。アニメーション作品が第1位に輝いたのは1988年の「となりのトトロ」以来となる。2位には庵野秀明がメガホンを取った「シン・ゴジラ」、3位には深田晃司浅野忠信を主演に迎えた「淵に立つ」がランクインした。

「ハドソン川の奇跡」 (c)2016 Warner Bros. All Rights Reserved

「ハドソン川の奇跡」 (c)2016 Warner Bros. All Rights Reserved[拡大]

外国映画部門の第1位は、クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演の「ハドソン川の奇跡」。そして2位にルーニー・マーラケイト・ブランシェットが共演した「キャロル」、3位にスティーヴン・スピルバーグの「ブリッジ・オブ・スパイ」が続く。

個人賞では、「湯を沸かすほどの熱い愛」の宮沢りえが主演女優賞、「ディストラクション・ベイビーズ」の柳楽優弥が主演男優賞を獲得。助演女優賞は杉咲花、助演男優賞は竹原ピストルが受賞した。

「キネマ旬報ベスト・テン」は、1924年度に当時の編集同人の投票によってベストテンを選定したことを発端とする映画賞。現在は映画評論家、日本映画記者クラブ員らにより選定されている。2月5日に、表彰式と第1位作品の鑑賞会が開催される予定だ。

2016年 第90回キネマ旬報ベスト・テン

日本映画ベスト・テン

1位「この世界の片隅に」
2位「シン・ゴジラ」
3位「淵に立つ」
4位「ディストラクション・ベイビーズ」
5位「永い言い訳
6位「リップヴァンウィンクルの花嫁
7位「湯を沸かすほどの熱い愛」
8位「クリーピー 偽りの隣人
9位「オーバー・フェンス
10位「怒り

外国映画ベスト・テン

1位「ハドソン川の奇跡」
2位「キャロル」
3位「ブリッジ・オブ・スパイ」
4位「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
5位「山河ノスタルジア
6位「サウルの息子
7位「スポットライト 世紀のスクープ
8位「イレブン・ミニッツ
9位「ブルックリン
10位「ルーム

個人賞

主演女優賞:宮沢りえ
主演男優賞:柳楽優弥
助演女優賞:杉咲花
助演男優賞:竹原ピストル
新人女優賞:小松菜奈
新人男優賞:村上虹郎
監督賞:片渕須直
脚本賞:庵野秀明
外国映画監督賞:クリント・イーストウッド

文化映画ベスト・テン

1位「ふたりの桃源郷
2位「あるアトリエの100年」
3位「五島のトラさん
4位「表現に力ありや ―『水俣』プロデューサー、語る―」
5位「クワイ河に虹をかけた男
6位「鍛金 ―玉川宣夫のわざ―」
7位「さとにきたらええやん
8位「名塩雁皮紙 ~谷野剛惟のわざ~」
9位「氷の花火 山口小夜子
10位「不思議なクニの憲法

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読者の反応

弓月 光 @h_yuzuki

お〜〜、めでたい♪
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