R18+指定映画「
安齋が長編監督デビューを飾った本作は、ロックとポルノをテーマとした青春ストーリー。舞台挨拶にはこのほか、
全員勢ぞろいで公開初日を祝うはずが、安齋はレギュラー出演中のバラエティ番組「タモリ倶楽部」の忘年会で遅刻という事態に。みうらは平謝りしながら、「もう僕が撮ったということにしてください!」と監督に名乗りを挙げる。しかし「本人が来ていないので説得力がないですが、彼はプロなところがある。デザイナーをやっているのでスタイリッシュな撮り方をする」と本人不在ながらも安齋をベタ褒め。さらに「ジム・ジャームッシュ監督や若松孝二監督的な撮り方をしているけれど、たぶん両方とも観ていないと思う。観ていないのにできるそのセンスがすごい」と本作に太鼓判を押す。
すると遅れて会場に到着した安齋は、帽子とバッグを持ったままダッシュで壇上へ。恐縮しきりの中、みうらから「(配給が)松竹ブロードキャスティングだから“寅さんスタイル”だね」とイジられつつ、「1年くらいかけてあっさりと初日まで来られました。でもほぼ泣いています」と映画の公開を喜んだ。
また主人公の男を演じた前野は「『変態だ』は魔法の言葉。『俺は変態だ』と言うことで『人生って大したことないじゃん』と思える。まさにロックンロールと一緒」と力説。さらに現在公開中の劇場アニメーション「君の名は。」のタイトルを挙げ、「あっち(『君の名は。』)にもこっち(『変態だ』)にも劇中に赤い紐が出てくるから、観ていてドキドキした」と両作に共通点を見出して笑いを誘った。
最後に安齋が「飲み屋で決まった企画が映画として上映される喜びであふれています」と笑みをこぼすと、みうらも「『変態か? 変態だ』という感じで、来年くらいの流行語大賞にくるはず」と予言。そしてキャスト陣と観客による「変態か?」「変態だ」のコール&レスポンスで初日舞台挨拶が締めくくられた。
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- 「変態だ」公式サイト
- 「変態だ」予告編
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
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