「沈黙」イッセー尾形、LA映画批評家協会賞の助演男優賞次点に

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「沈黙-サイレンス-」に出演したイッセー尾形が、アメリカ現地時間12月4日に発表された第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞にて助演男優賞の次点に選出された。

「沈黙-サイレンス-」

「沈黙-サイレンス-」

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「沈黙-サイレンス-」 Photo Credit Kerry Brown

「沈黙-サイレンス-」 Photo Credit Kerry Brown[拡大]

本作は、遠藤周作の小説をマーティン・スコセッシが映画化したヒューマンドラマ。キリシタン弾圧が激化する17世紀の日本を舞台に、師と仰ぐ神父フェレイラを探しに日本を訪れた宣教師ロドリゴとガルペの苦難を描く。ロドリゴをアンドリュー・ガーフィールド、ガルペをアダム・ドライバー、フェレイラをリーアム・ニーソンが演じ、彼らの脇を窪塚洋介浅野忠信塚本晋也らが固める。

イッセーが本作で演じたのは、キリシタン弾圧を推し進める人物・井上筑後守。残忍な弾圧政策の指揮を執る危険人物と噂されながら、物腰柔らかにロドリゴに棄教を迫る狡猾な男だ。今回新たに公開された場面写真には、捕らわれた隠れキリシタンとロドリゴの前に現れ、猛暑と土埃に閉口しながらハエを扇子で払う井上の姿が切り取られている。

12月4日にロサンゼルスで行われた一般試写会に登壇したスコセッシは、「井上のキャラクターはオーディション時にすでにできあがっていた」と明かし、「扇子さばき、ハエをピシャリと打つ動作、口の中の埃、彼が意気消沈する瞬間。私たちは皆、お互いに顔を見合わせて『OK』と言ったんだ」とイッセーの演技について回想。またガーフィールドも「ヘビ使いと同じ部屋にいたようなものだ。彼はヘビであり、同時に食べられてしまう人でもあった」とイッセーを絶賛した。

「沈黙-サイレンス-」は1月21日より全国ロードショー。

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kiyoshi_kakinuma @bakemonofilm

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