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百田尚樹の小説をもとにした本作は、明治から昭和にかけて石油で一大事業を成し遂げた男・国岡鐵造の物語を描く大河エンタテインメント。
“未来の海賊”応援試写会と銘打った本イベントには、鐵造のような起業家・実業家を目指す学生130人が招待された。岡田は、実在の人物がモデルとなっている鐵造について「人間力がある。戦後の大変な時代でもあきらめず、次の一手を打てる人」と分析する。
司会から自身の武器を聞かれた岡田が答えあぐねていると、山崎が「眼力。すごいんですよ。強すぎて違う意味が出ちゃうくらいなので、本人はむしろ悩んでるみたいですけど」と助け舟を出す。「そうなんですよね。カッコつけてるように見えちゃうときもあるので、自分では駄目だなと思うんですが」と言う岡田に、吉岡は「武器ですよ! 美しいです、うっとりしますもん。一緒に演技していても、最後はその眼力に負ける」と言葉をかけた。
同じ質問に、山崎は「つまらないなと思ったものから、面白味を見つける力は自分の武器だと思う」と回答。阿部から「(山崎が監督を務めた)『ALWAYS 三丁目の夕日』とかそうだよね」と振られると、「最初は嫌で嫌でしょうがなかったんですよね(笑)。でもだんだん面白くなってきた。『海賊とよばれた男』も、石油の話なので最初は難しいなと感じて。でも岡田くんがやると言ってくれたので、これは勝てるんじゃないかと思えた」と続ける。
劇中で鐵造の20代から90代までを演じた岡田は「自分が経験していない年齢を演じることになったので、どうしたらいいのかわからなくて、最初は迷子みたいな状態だった」と振り返りつつ、「監督が『大丈夫、一緒にやろう』って言ってくれたのを信じて引き受けたし、吉岡さんに『60代に見えますね!』って言ってもらえたことに救われました」と述べた。
イベントの中盤では、心理学者が監修した簡単なテストで起業家力を測る“海賊度診断”のコーナーが設けられた。岡田、吉岡、山崎は「後輩から相談を受けたらどのように対応するか?」など5つの質問に、2択で答えていく。結果は、吉岡が“組織のナンバー2タイプ”、山崎が“カリスマ起業家タイプ”、そして「国岡鐵造として、(役作りで)勉強しましたから!」と自信をのぞかせていた岡田は“中間管理職タイプ”と診断される。山崎に「ミスキャスト……?」と言われた岡田は、「これから皆さんに映画を観ていただくんですから、勘弁してください!」と大慌ての様子だった。
最後に岡田が「この映画では、戦後の日本で大きな視野を持ちながら、人を大事に思った起業家の姿を観ていただけます。昔こういうリーダーがいたんだ、こういう人のもとで働きたい、と思える作品になっています」とアピールし、イベントを締めくくった。
「海賊とよばれた男」は12月10日より全国ロードショー。
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