「奏(かなで)」はスキマスイッチが2004年にリリースした楽曲で、このたび彼らは本作のために同曲をリアレンジ。オリジナルバージョンをレコーディングした当時の大橋卓弥の歌声と、新たに収録された楽器演奏とのセルフコラボレーションによって、映画のためのスペシャルバージョンが完成した。
川口は「大好きすぎる、一言一句間違えずに歌えるこの曲が自分の作品の主題歌になるなんて夢にも思ってなかったです」と、山崎は「改めて曲を聴き返すと僕が演じている長谷祐樹の気持ちと歌詞がリンクして、胸が熱くなりました」とそれぞれコメントを寄せた。なおスキマスイッチは、映画のロケ地となった東京・日野にある東京都立南平高校を訪問し、アーティスト写真を撮り下ろした。
※山崎賢人の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
川口春奈 コメント
奏(かなで)がもしかしたら主題歌に起用できるかも。とプロデューサーさんから聞いたときに震えました。大好きすぎる、一言一句間違えずに歌えるこの曲が自分の作品の主題歌になるなんて夢にも思ってなかったです。言わずと知れた名曲ですが……歌のパワーは大きいです。この「一週間フレンズ。」という作品を最後の最後に奏(かなで)がより際立たせてくれているんじゃないかなと思います。ちょっぴり切ない、儚い感じやその中にもどこか温かさがあるこの作品にピッタリだなと思い、本当に本当にうれしいです。
今回はスキマスイッチさんに一週間フレンズ。用に改めてレコーディングしていただき、一週間フレンズ。だけの特別な奏(かなで)です。
綺麗な映像と綺麗な音色がたくさんの人に届いてほしいです!
山崎賢人 コメント
「奏(かなで)」はもともとすごく好きな曲でした。
その曲が主題歌になると聞いた時は本当にうれしかったです。改めて曲を聴き返すと僕が演じている長谷祐樹の気持ちと歌詞がリンクして、胸が熱くなりました。
さらに一週間フレンズ。ver.を作ってくださっていたことを映画を観て知って、とても光栄でした。素敵な楽曲をありがとうございます。
エンドロールの最後まで、映画の世界観そのままの、優しく温かい雰囲気が劇場を包んでくれると思うと僕も今から楽しみです。
スキマスイッチ コメント
13年前に制作した楽曲にこんなにも素敵な未来が待ってるとはいったい誰が予想したでしょうか。それくらい、今回のオファーには驚きましたし、本当に感謝しています。あの頃はまだ「スキマスイッチ」という楽曲をリリースした「奏(かなで)」というユニットとして紹介されるくらい、まだまだこれからの僕たちでした。そんな13年後の未来にいただいたオファーですが、この映画が持つ瑞々しさにマッチするであろうオリジナルバージョンと、今こうして活動させてもらってる現在進行形の僕たちとをなんとか曲の中で融合できないかという部分が、今作を作る上でのキーポイントでした。結果、13年前の自分たちとセルフコラボレーションという形での制作となり、自分たちにとって懐かしいような、でもやっぱり今までにない新しい「一週間フレンズ。」のための「奏(かなで)」が誕生したのです。今までたくさんの場面で僕たちを助けてくれた「奏(かなで)」ですが、願わくばこの楽曲が、映画を観て帰る皆様の背景にも流れていれば、こんなにうれしいことはありません。
村上正典 コメント
僕にとって“奏(かなで)”は、いくつかの思い出とともにある大切な楽曲です。きっと多くの方にとっても思い出の情景が自然と浮かび上がる、そんな曲だと思います。今回、映画用の特別バージョンというわがままに応えていただきさらに感慨深い曲となりました。実は台本を読んだときからラストは“奏(かなで)”でイメージしていました。一週間で記憶がリセットされてしまう香織と、彼女に寄り添い懸命に思い出を重ねる祐樹の姿が歌詞の世界と重なって、映画を通じてまた新たなストーリーとして残ってくれればと思います。
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