ソン・ガンホ来日、「世界のどこに出しても恥ずかしくない俳優」と褒められ大照れ

14

415

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 92 90
  • 233 シェア

本日11月11日、「弁護人」の記者会見が東京・日本外国特派員協会で行われ、主演のソン・ガンホ、プロデューサーのチェ・ジェウォンが出席した。

「弁護人」記者会見の様子。左から主演のソン・ガンホ、プロデューサーのチェ・ジェウォン。

「弁護人」記者会見の様子。左から主演のソン・ガンホ、プロデューサーのチェ・ジェウォン。

大きなサイズで見る(全18件)

本作は、1981年に軍事政権下の韓国で実際に起きた釜林(プリム)事件を題材にした社会派ヒューマンドラマ。売れっ子税務弁護士のソン・ウソクが、不当に逮捕されたクッパ店の息子ジヌの弁護を引き受けたことをきっかけに、人情派弁護士へと変わっていくさまを描く。

ソン・ガンホ

ソン・ガンホ[拡大]

2006年に公開された「グエムル/漢江の怪物」以来の来日となるソン・ガンホは「10年ぶりに皆さんにご挨拶できてうれしいです」とにっこり。そして実在の人物である故ノ・ムヒョン元大統領を投影したキャラクターを演じるにあたっての思いを「オファーをいただいたときは怖いという気持ちがありました。残念な最期を遂げたノ・ムヒョンさんを愛した国民の皆さんが見守っているからです。彼の人生の一部を、迷惑をかけずに演じられるだろうかと考えました」と明かし、「セリフが膨大で法廷用語も多かったので、何日か前からセットに入って第1次から5次までの公判シーンを1人で練習したのを覚えています」と撮影時を懐かしんだ。

ソン・ガンホ

ソン・ガンホ[拡大]

会見の中盤には、記者から「近年、演技に深みが増しているように感じますが、ご自身の中で変化はありましたか?」と質問が。ソン・ガンホが「闘争したり大声で叫ぶ時期もありましたが、年齢を重ねた今は人生全体を見渡すような時期になりました」としみじみとした表情で答えると、チェ・ジェウォンが「ソン・ガンホさんは共演者との調和を考えながら演技をしたり、映画の方向性を提示してくれる。世界のどこに出しても恥ずかしくない俳優です」と続ける。その言葉を受けてソン・ガンホは照れながら「ありがとうございます!」と日本語で感謝を述べ、深々と頭を下げた。また記者が食事のシーンに言及すると「あの料理はテジクッパというのですが、実は私自身は苦手で食べられないんです。だから、よく見ていただくと私のほうにはほとんどお肉が入っていないんです(笑)」とはにかむ場面も。

最後にソン・ガンホは「隣の国の映画ですが、日本の皆さんにも共感してもらえると思います。たくさんの声援をお願いします」と挨拶して会見を締めくくった。

「弁護人」は11月12日より東京・新宿シネマカリテほかでロードショー。

この記事の画像(全18件)

(c)2013 Next Entertainment World Inc. & Withus Film Co. Ltd. All Rights Reserved.

読者の反応

くまちん(弁護士中村元弥) @1961kumachin

映画「弁護人」プロモーション     ソン・ガンホ来日、「世界のどこに出しても恥ずかしくない俳優」と褒められ大照れ - 映画ナタリー https://t.co/yJR6BBnRtz

コメントを読む(14件)

関連記事

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 弁護人 / ソン・ガンホ の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。