フィリップ・ガレル新作が公開、35mmフィルム上映の過去作特集も

ポスト・ヌーヴェルヴァーグを代表するフィリップ・ガレルの新作「パリ、恋人たちの影」が、2017年1月21日から東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。

本作は、ドキュメンタリー映画を二人三脚で制作する夫婦を主人公にしたラブストーリー。夫のピエールは若い研修員のエリザベットと恋に落ちるが、エリザベットはピエールの妻マノンが浮気相手と会っているところを目撃してしまう。マノンを「甘い嘘」のクロティルド・クロー、ピエールを「ドライ・クリーニング」のスタニスラス・メラールが演じる。共同脚本をジャン＝リュック・ゴダール、ルイス・ブニュエルらとタッグを組んできたジャン＝クロード・カリエール、撮影監督をエリック・ロメール、ルイ・マル作品に携わってきたレナート・ベルタが担当した。

なお「パリ、恋人たちの影」の公開にあわせ、ガレルの過去作を35mmフィルムで上映する特集も同時開催される。カトリーヌ・ドヌーヴ主演「夜風の匂い」、ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した「恋人たちの失われた革命」などを上映予定。詳細は決定次第、映画の公式サイトおよびFacebook公式ページにて随時発表される。