新千歳空港アニメ映画祭が開幕、国内外のバラエティ豊かな作品が集結

本日11月3日、新千歳空港国際アニメーション映画祭2016の開会式が北海道・ソラシネマちとせで開催された。

今年で第3回を数える本映画祭。開会式には、本映画祭の実行委員会の面々や国際審査員が出席した。名誉委員長の古川タクは「若くてエネルギッシュなスタッフたちが毎年てんこもりのプログラムを考えて、どれを観たらいいのか迷うくらい面白い企画がいっぱいです」と挨拶し、「アニメを作っている人たちはみんな平和的でちょっとクレイジーなところがあるので、作品と人となりをお楽しみいただければ」と来場者に語りかける。

続いて国際審査員の審査委員長を務めるイギリスのアニメーション専門家、ジェイン・ピリングは「最初にこの映画祭の話を聞いたときは『空港でアニメーション映画祭を行うの？ 冗談でしょ？ 空港でほとんどの時間を過ごさなきゃいけないなんて地獄じゃないの！』と感じました（笑）。でも、考えれば考えるほど斬新で興味深いアイデアのように思えてきました」と茶目っ気たっぷりにコメント。また「アニメーション映画祭はさまざまな国籍、文化を結び付けるもので、空港のような役割を持っています。遠くへ旅する場所で、スペシャリストの世界に近付くことができる素晴らしい機会だと感じます」とにこやかに述べる。そして委員長の小出正志による開会宣言が行われ、イベントは終了した。

新千歳空港国際アニメーション映画祭2016は、11月6日まで北海道・新千歳空港内で開催。メインプログラムである短編アニメーションコンペティションの出品作がスクリーンにかけられるほか、「KING OF PRISM by PrettyRhythm」「劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-」「アリス」などの爆音上映、AC部＋group_inouによるミュージック・アニメーション・ライブ、スタジオカラーとドワンゴが贈る短編映像シリーズ「日本アニメ（ーター）見本市」の上映といったバラエティ豊かなプログラムが実施される。