ペドロ・アルモドバル「ジュリエッタ」赤の色使いが印象的な本編映像

ペドロ・アルモドバルの監督作「ジュリエッタ」の本編映像がYouTubeにて公開された。

ノーベル賞作家アリス・マンローの短編小説3編をもとにした本作。娘と疎遠になった女性ジュリエッタが運命に翻弄される30年間が描かれる。ジュリエッタの中年期をエマ・スアレス、若年期をアドリアーナ・ウガルテが演じた。

約3分の映像では、主人公のジュリエッタが娘に向けて「今まで言えなかったすべてを話す。当時あなたは若く、私はあまりにもつらく……勇気がなかった」と心の中で語りかけながら手紙を書く姿が映し出される。続いて、若きジュリエッタと後に夫となるショアンが列車で出会う回想シーンへ。2人の会話のきっかけとなる列車の外を走る鹿の姿と、アルモドバルらしい赤の色使いが印象的な映像だ。

「ジュリエッタ」は11月5日より東京・新宿ピカデリーほか全国にて公開。