「ノー・マンズ・ランド」ダニス・タノヴィッチの監督作2本が公開

「ノー・マンズ・ランド」のダニス・タノヴィッチが監督を務めた「汚れたミルク／あるセールスマンの告発」「サラエヴォの銃声」が、東京・新宿シネマカリテにて公開される。

「汚れたミルク／あるセールスマンの告発」は、パキスタンで実際に起きた事件をもとにした物語。あるグローバル企業がパキスタンで粉ミルクを強引に販売したことにより、不衛生な水で溶かした粉ミルクを飲んだ乳幼児の死亡率が増加してしまう。セールスマンのアヤンは、自身が売った粉ミルクが子供たちの命を奪っていることに気付き、企業を訴えようとする。

「サラエヴォの銃声」は、第66回ベルリン国際映画祭で銀熊賞の審査員グランプリを受賞した作品。ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボのホテルに集まったジャーナリスト、VIP、従業員たちの運命が、1発の銃声をきっかけに交錯していく。

「汚れたミルク／あるセールスマンの告発」は2017年3月4日より、「サラエヴォの銃声」は3月25日から上映される。