本日10月29日、「
「湯を沸かすほどの熱い愛」は、余命2カ月と宣告された、宮沢扮する“お母ちゃん”こと幸野双葉を軸にしたヒューマンドラマ。残される家族のために、“絶対にやっておくべきこと”を実行していく双葉の姿を追う。
宮沢は水色のドレスに身を包み観客の前に登場。「今から観ていただくということでドキドキしています」と挨拶し、「余命を宣告された双葉は、並大抵のエネルギーでは演じることができないと覚悟して撮影に臨みました。共演者の皆様と素晴らしい毎日を積み重ねた結果できあがった作品です」と本作をアピールする。
続けて宮沢は「演技というのは嘘の中で生きることなんですが、少しずつ嘘という枠が消えていったというか。まるで本当の時間が流れているかのような錯覚に陥ることがありました」と撮影を振り返る。また杉咲は「私も撮影のときは演技してる感覚がなくて。目の前で起こっていることを自分で受け入れているような気持ちで、試写を観たときに『作品を作っていたんだな』と思いました」と話し、松坂は「台本を読んでる段階でグッとくるところはいくつもあったんですけど、映画を観たときはそれ以外の部分でも感動しました。実際に体で演じることの意味って、こういうことなんだなと」と感慨深げに語った。
ほかの登壇者が1年以上前に同作を観ている中、オダギリは数カ月前に初めて鑑賞したという。オダギリが「いいに決まってるという思いが強すぎて、観る気になれなかった。宮沢さんの芝居も現場で見てたので」と述べると、宮沢は「見てたじゃなくて、一緒にやってたんですよ」とツッコミを入れ、会場の笑いを誘う。そしてオダギリが「観たらやっぱり素晴らしくて。10年、20年後もちゃんと残っている作品だと思います」と話すと、観客席からは拍手が贈られた。
中野は「脚本を書いてるときに想像している映像のイメージを超えることってなかなかないんです。でもこのメンバーは、僕がもっとも面白いと思って想像していたものを何カ所も超えてくれました」と出演者に対し感謝の気持ちを伝え、「公開初日の今日、皆さんに観ていただくことで本当の映画になります。この作品が大きく羽ばたいていけばうれしいです」と集まった観客にメッセージを送り、イベントを締めくくった。
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- 「湯を沸かすほどの熱い愛」予告編
- 「湯を沸かすほどの熱い愛」メイキング映像
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宮沢りえがオダギリジョーにツッコミ「一緒にやってたんですよ!」 松坂は「台本を読んでる段階でグッとくるところはいくつもあったんですけど、映画を観たときはそれ以外の部分でも感動しました。実際に体で演じることの意味って、こういうこと〜 https://t.co/ntSYDRFAU3