是枝裕和、V6岡田准一主演作の撮影振り返る「いい役者は身体能力が高い」

41

393

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 150 207
  • 36 シェア

トークイベント「是枝裕和監督と考える映画術『Road to the World』」が10月23日に東京・INTERSECT BY LEXUS - TOKYOにて行われ、是枝裕和とショートショート フィルムフェスティバル&アジアの代表を務める別所哲也が出席した。

「是枝裕和監督と考える映画術『Road to the World』」の様子。

「是枝裕和監督と考える映画術『Road to the World』」の様子。

大きなサイズで見る(全5件)

LEXUS SHORT FILMSのロゴ。

LEXUS SHORT FILMSのロゴ。[拡大]

「世界を意識したのはいつ?」という別所の質問に、是枝は「1本目(『幻の光』)から。無名の監督が無名の新人主演でという映画を、実は配給会社も決めずに予算も集まっていない中で撮っちゃったんですよ」とコメントし、「ふたを開ければ配給も決まらなかったし、お金も集まらなかった。ただたまたま(作品を)送っていたヴェネツィア国際映画祭から連絡がきて……」と続ける。別所が「無名の監督が“たまたま”で海外の映画祭に出品なんてことがあるんですか?」と驚くと、「テレビのディレクターをやっていたとき、ホウ・シャオシェンに取材する機会があって、この映画の企画のことを話したら『ヴェネツィアに持って行け』って。大好きな監督だったのでそのときからヴェネツィアしか頭になかった(笑)」と明かす場面も。

さらに是枝は「いい役者は身体能力が高いと思います」と述べ、「(いい役者は)画面の中で自分がどう見えているのか、どう見え方が変わるのかが画として見えている。岡田准一くんもそう。V6の踊りで覚えたんです。彼はほかのメンバーより遅れてグループに入ったから、自分が画面の中でどういるべきか徹底的に訓練した。『僕がカメラに合わせますから、カメラは自由に動いてください』と言われたんですけど、できあがると本当その通り。そういう人ばっかりじゃないけど、そういう役者ってたまにいるんです」と、「花よりもなほ」でタッグを組んだ岡田准一について語る。

最後に別所が「今後どのような映画を作っていきたいですか?」と尋ねると、是枝は「次回は法廷ものをやりたいと思います。現在脚本を書いており、構想中です」と答えてイベントを締めくくった。

この記事の画像(全5件)

読者の反応

伊尾喜 大祐 💿 @TokyoBiff

是枝裕和、V6岡田准一主演作の撮影振り返る「いい役者は身体能力が高い」 - 映画ナタリー https://t.co/VHztMzSrFj

コメントを読む(41件)

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 是枝裕和 / 別所哲也 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。