つげ忠男のマンガをもとにした「
「なりゆきな魂、」は、つげの短編集「成り行き」に収められた描き下ろし作品など4本を映像化し、瀬々のオリジナルストーリーを加えて1つの物語にまとめたもの。
20歳の頃からつげのファンだったという瀬々は、「『成り行き』は、最近あまり新作を発表しなかったつげさんの久々の短編集であり、一読して老齢に至りながら今の社会に何かを言わんとする姿勢に胸打たれた」とコメント。この「なりゆきな魂、」については「戦後日本を万華鏡のように描いていくというシュールな魂が宿った映画を目指したのであります」と話した。
※柳俊太郎の柳は木へんに夘が正式表記
瀬々敬久 コメント
つげ忠男の漫画は20歳の頃からのファンで、多分、絵の裏にある「ささくれた風景」と呼ぶべき反骨精神みたいなものに惹かれていたのだと思う。「成り行き」は、最近あまり新作を発表しなかったつげさんの久々の短編集であり、一読して老齢に至りながら今の社会に何かを言わんとする姿勢に胸打たれた。オムニバス作品ではなく1つの物語にしたかった。バス事故で生き残った人々のオリジナルストーリーを導入し、つげさんの漫画に特有な「戦争で生き残った」人々の生き様と繋ぎ、戦後日本を万華鏡のように描いていくというシュールな魂が宿った映画を目指したのであります。
どうかご贔屓に。
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つげ忠男原作「なりゆきな魂、」公開が2017年1月28日に決定!瀬々敬久からコメントも - 映画ナタリー https://t.co/LXA3CICwPL