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本作は、亡き母より毎年届くバースデーカードに支えられながら成長していく少女・紀子を軸にしたヒューマンドラマ。橋本が紀子を、宮崎がその母・芳恵を演じている。須賀は紀子の弟・正男役、ユースケは父親・宗一郎役、中村は紀子の初恋の相手であり、夫となる立石純役を務めた。
上映後に登場したキャストたち。ファンから「結婚おめでとう!」と言われた橋本は、「私はしてないんですけど(笑)。紀子は幸せになりました」と挨拶して笑いを起こす。
吉田は、お気に入りのシーンの撮影を「小学生の紀子とお母さんが手をつないで階段を上っていくところで、あおいさんに『のんちゃんを励ます歌を歌ってください』とお願いしたら、即興で躊躇なく歌ってくれた」と振り返る。宮崎が「のーんちゃんがーんばれ、のーんちゃんがーんばれ」と掛け声のようなその“歌”を披露すると、ユースケから「歌じゃないよ、それ!」とツッコミが。しかし吉田が「歌ですよ!」と言い張り、ユースケと須賀は「(歌というより)ラップ寄りのね?」「ファンキーなお母さんですね……」と笑いながら納得した。
イベント中盤には、サプライズの手紙コーナーが。まずは夫役の中村から妻役の橋本へ「完成した映画はどうしても立石目線で観てしまうのですが、だんだんと自分の足で立とうとする紀子を見て、この人のパートナーになれてよかったと思いました。僕は紀子を100%愛することができました」と言葉を贈る。
続いては息子役の須賀が父親役のユースケへの手紙を読み上げる。「拝啓、ユースケ・サンタマリア様。お元気ですか? 私は元気です。秋の匂いがし始めた今日この頃……」という出だしを聞いて、ユースケは「それ、目の前の人に向けて読む手紙じゃないよ!(笑)」と爆笑。須賀はさらに「僕の舞台のスケジュールを把握してくださっていたときには、本当に父に心配してもらっているように思い、僕もケンタ・サンタマリアに改名しようかと……」と続け、ユースケから「やめたほうがいい! ナオト・インティライミとか、カタカナの名前はいっぱいいるから」と本気のトーンで忠告された。
母親役の宮崎への手紙を書いてきた橋本は、共演シーンが少ないことが悔しかったそうで「対面できたワンシーンは私にとって宝物のようになりました。ふと宮崎さんの手が目に入り、深い愛情を感じました。紀子はこの手に頭を撫でられてきたのだなと、あるはずのない記憶が湧いてきました」と述懐。さらに「これからもずっと尊敬しています。いつか会話のお芝居ができますように」と願いを込めた。
終盤には、紀子と正男の子供時代を演じた子役の
※宮崎あおいの崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
※吉田康弘の吉は土に口が正式表記
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