A・ホドロフスキーの日本未公開作「虹泥棒」にぎやかな予告編が解禁

「リアリティのダンス」のアレハンドロ・ホドロフスキーが監督した日本未公開作「ホドロフスキーの虹泥棒」の予告編がYouTubeで公開された。

本作は、ホドロフスキーが初のメジャー資本で制作したファンタジードラマ。昏睡状態に陥った風変わりな大富豪ルドルフ、そして彼の死と遺産相続を待ちわびながら下水道で暮らす甥メレアーグラとコソ泥のディマの姿を描く。1990年の作品で日本では未公開だったが、ディレクターズカット版として日本初上映となる。

キャストには、アカデミー賞名誉賞を受賞している「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥール、「ドクトル・ジバゴ」でゴールデングローブ賞主演男優賞に輝いたオマー・シャリフ、ハマー・フィルムの怪奇映画でドラキュラ伯爵役を演じ、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズにも出演したクリストファー・リーが並ぶ。

予告編では、飼い犬たちにワインを飲ませようとするルドルフの姿に続き、大道芸人や占い師、カラフルなランジェリーに身を包んだ女性たちなどが登場。そして、突然の大洪水に逃げ惑う人々が映し出され、メレアーグラとディマが助け合って生きのびようとする様子も。ホドロフスキー独特の感覚にあふれたにぎやかな映像だ。

「ホドロフスキーの虹泥棒」は11月12日より東京・UPLINKほか全国で順次ロードショー。