本日10月5日、映画「
2014年の舞台を映画化した本作は、武将・真田幸村に仕えたとされる家臣・真田十勇士の活躍を描くスペクタクル時代劇。主人公・猿飛佐助役を中村、真田幸村役を加藤が務めている。
公開から2週間が経過した本作に対する周囲の反応を問われた中村は「子供たちが十勇士ファンなので、家では二刀流で立ち回りの十勇士ごっこをしてますね。でも、自分も含めて3人とも佐助なんです(笑)」とほほえましいエピソードを披露。自分にとってのヒーローを聞かれると「父親じゃないですかね。彼の背中を見て育ってきた。神社で手を合わすときは、いつも父のような役者になりたいと拝んでいた。父がこの映画を観たら喜んでくれると思いますよ」と感慨深そうに語る。
初対面と現在で互いに印象がどう変化したかを尋ねられた中村と加藤。中村が「近寄りがたい空気を出しているし、怖い人かなと思っていたけど、こんなに天然な人はいない。(脚本の)マキノ(ノゾミ)さん、幸村役は当て書きなんじゃないかな?」と加藤について述べると、加藤は「普段から一生懸命役作りしてるんですよ!」とかわす。そして「(勘九郎は)この年で芸歴が同じ長さ。稽古をすごくされてるから軸があるし、ぶれないし、リーダーシップもある。僕は付いていくだけ。舞台では何を失敗してもフォローしてくれるから、適当なこと言ってても大丈夫(笑)」と観客を笑わせた。
2人の印象について堤は「加藤さんのカッコよさは、三の線でやっても二の線でやってもじわじわじわじわくる。カメラを通して見ると、どうして俺はこんなふうに生まれなかったんだろう。MEN'S NON-NO出たかったな、『マリリンに逢いたい』出たかったなと」「勘九郎さんは天才と言うのも陳腐に聞こえてしまう。日本の芸能の宝、ある種の象徴だと思うんですよ」と絶賛する。
続いて、スペシャルゲストとして日光さる軍団の猿が登場。真田十勇士の衣装を着た猿たちが3人に花束を贈呈した。司会に「猿回しの気持ちを味わってもらいます」と促された中村が勇ましく猿を斬る真似をするが、一向に倒れない猿たち。「空気読んでね! 主演だよ」と苦笑いしながら中村は何度も刀を振るが、猿たちはびくともしない。次に、加藤が刀を振ると1回で3匹がバタリと倒れる。司会が「さすが幸村ですね!」と感心すると、中村は「お猿さんたちじゃないですね、これは後ろの人たちの匙加減ですね! でもかわいい!!」とツッコミを入れつつも頬を緩ませていた。
最後に堤が「キャスト、スタッフ一丸となって寒い冬を乗り切り、思い出すと涙が出るくらいいろんなことがありましたが、自分でも誇らしい代表作になったと思います」とアピールし、イベントは終了した。
映画「真田十勇士」は全国ロードショー中。なお舞台版は、10月8日から10日まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場、10月14日から23日まで兵庫・兵庫県立芸術文化センターで上演される。
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