本日9月17日に第9回したまちコメディ映画祭in台東が開幕。特別招待作品として、
北杜夫の児童文学をもとにした本作は、兄の家に居候する変わり者のおじさんとその甥っ子の姿を描くコメディ。おじさんを松田、甥の雪男を大西が演じるほか、
壇上に上がると、松田は「僕がおじさんです」と挨拶。本日の上映がジャパンプレミアということもあり、「こんなにたくさんのお客さんに観ていただき、笑い声が届いて幸せでした」としみじみ語る。大西は映画への出演に慣れていなかったと言うものの「こういう大きな役で出させてもらえてすごいうれしいです」と堂々と述べ、会場の喝采を浴びた。
司会のいとうせいこうから「利空くんが全部ツッコミ入れてるよね。(松田は)合わせるタイミングとか難しくなかった?」と聞かれると、松田は「おじさんはおじさんなので。雪男がどう思っているかとか気にせず、ただ“おじさん”をやっていました」とひょうひょうと回答。また、おじさんが「雪男」と呼ぶたびに観客から笑いが起きていたという指摘には「特に(言い方は)考えてなかったんですけど、北杜夫さんの独特のセリフ回しがそうさせたんでしょうね」と答え、原作への愛情をのぞかせる。
劇中では、真木扮するお見合い相手の美女・エリーに一目惚れしたおじさんが雪男を連れてハワイへ。2015年に2週間ほど行われたハワイロケの話題では、松田が「楽しんでたよね? 少しでも時間が空いたらすぐ海に行ってた」と大西を見やり、いとうから「松田さんは行ったの?」と聞かれると「何回か誘ってくれたけど、僕は、まあ……。でも何回かは」と言葉を濁し、会場の笑いを誘った。
また松田は演じた役について「おじさんは人に影響を受けない。撮影しながらどこか影響を受けるところを探していたけどなかなか見つからなくて、最後に雪男と2人でいるとき、初めて全然違うおじさんになれた」と話し、ラストシーンを自身のお気に入りとして挙げる。そして大西が「劇中のセリフでもあるように、おじさんのことちょっと見直しちゃった。雪男もきっとそう感じていたと思う」とコメントを挟むと、松田は感心した様子でニヤリと笑って大西の背中をポンと叩いた。
そんな大西は「ハワイ島の一面真っ黒な溶岩地帯で撮影したシーンが一番楽しかったです」と振り返る。撮影地について「途中途中にいくつか穴があって、仏様みたいな形のちっちゃいのが固まっていたんです」と情景が浮かぶように説明する大西に、いとうは「大人でもあんまり仏には例えないよね」と舌を巻いていた。
「ぼくのおじさん」は11月3日より全国にてロードショー。
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リンク
- 第9回したまちコメディ映画祭in台東 公式サイト
- 映画「ぼくのおじさん」公式サイト
- 映画「ぼくのおじさん」公式 (@bokuno_ojisan_) | Twitter
- 「ぼくのおじさん」予告編
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