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「カノン」は、トラウマを抱えた3姉妹とその母親の絆を描く人間ドラマ。富山で教師を務める次女を比嘉、東京で専業主婦として暮らす長女をミムラ、生まれ育った料亭の女将として働く三女を佐々木、19年前に3姉妹のもとを去った母親を鈴木が演じている。
比嘉は自身の役どころについて「実際は長女なので、次女を演じるのはすごく難しかったです。」とコメント。続けて「(ミムラと佐々木の)2人と相談しながら作り上げていきました。毎回現場で役者同士が話し合えるわけではないですが、今回富山の大自然の中で長い時間を一緒に過ごせたことに感謝したいです」と本作の撮影を振り返った。
ミムラは「3人の身長が同じくらいなんですよ。なんだか会ったときからすごく気楽で」と妹役の2人に出会ったときの印象を語る。MCが雑賀に「計算していたんですか?」と聞くと、雑賀は「そういうことにしといてください」とおどけた表情を見せた。また三女役の佐々木は「いい意味でまっすぐな正直者ですね。ちょっとだけ自分に似てるかもしれないです」と自身の役柄について話した。
“美人3姉妹”の母親を演じたことに関して鈴木が「それは私から生まれたから」と冗談交じりに述べると、観客席からは大きな拍手が。鈴木は恥ずかしそうな表情を浮かべたあと、「本当に美しくて健やかな3人を見て、4姉妹の話にしてくれないかと思いましたね」と吐露し、会場の笑いを誘う。そして「こんなにきれいな子供たちが3人もいるのに、孤独を抱えた女性なんですよね。それを意識して臨みました」と役作りを振り返った。
本作のタイトルはパッヘルベル作曲「カノン」を由来としており、劇中には3姉妹が同曲を連弾するシーンが登場する。比嘉が「家で自主練してがんばりました。このシーンに関する監督のこだわりをすごく感じたので」と述懐。雑賀が「ピアノを弾いてる姿を美しく撮りたかった。この3人ならやってくれるだろうと思ってました」と称賛の言葉を贈ると、比嘉は「このシーンがあったからこそ3人の絆も深まりました」と返答し、登壇者たちは笑顔を浮かべた。
最後に比嘉は「3姉妹と母親の話となると女性向けと思われるかもしれませんが、男性が共感できるエッセンスもたくさん詰まっています。ぜひ劇場でご覧になってください」とメッセージを送り、イベントの幕を引いた。
「カノン」は10月1日より東京・角川シネマ新宿ほかにて全国ロードショー。
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