「ミュージアム」は、雨の日にマスクを被って犯行を行う“カエル男”の連続猟奇殺人を描くサイコスリラー。カエル男の捜査を担当する刑事・沢村久志が、絶望的な状況に追い込まれていくさまがつづられる。「ミュージアム -序章-」では、それ以前にカエル男が仕掛けた“私刑”が明らかに。カエル男に娘を誘拐されたジャーナリストの九堂仁が、“親子愛の刑”のもと理不尽な指示に追い詰められていく。
メガホンを取ったのは、「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」シリーズや「貞子vs伽椰子」の
「ミュージアム -序章-」は10月1日よりWOWOWメンバーズオンデマンド、10月14日よりGYAO!にて全4話を配信。それを再編集し1本の作品にまとめたものが、10月13日の21時よりWOWOWシネマにて無料放送される。
三浦誠己 コメント
脚本を読んだ感想
まず、撮影する現場を想像できた部分と、想像できない部分がありました。色々な条件を満たしながら、生命の危機や人間味を尊重して、格好つけたり、邪念を抱いた佇まいを、俳優の演技として、存在として、排除できうる隙間があるなと。そして繊細で素晴らしい脚本だと思いました。
撮影時に苦労したこと、役への向き合いについて
全部です(笑)。一番苦労したのは、リアルと最低限の説明条件のサジ加減を、どの辺にするかという部分でした。役柄については、予定調和にならないように、少し危険で投げやりな、破壊的な匂いを残しながら愛情深い男にしたいなと努めました。最後の最期まで読めなくなってると思います。
カエル男という特異なキャラクターとの共演について
カエル男を理解しようとは全く思わなかったです。「どうすれば?」が常に心と体を支配してて、スピード感に付いて行けてないのが正直なキャラクターの思いだったように思います。余り探り合う隙もありませんでしたし。そういう意味では、オーソドックスなサスペンスの仕掛けや起承転結を無視できたかなと。
視聴者へメッセージ
現代の我々は沢山の映像に触れています。言い方を変えれば、現代の我々は沢山の映像に侵されています。「自撮り」「盗撮」「ドキュメント」「ニュース映像」「ドラマ」「映画」etc。演技においての方向性やジャンルも多岐に渡ってきました。まず、今現在、映像作品に侵されていて、演技に侵されて暮らしている事を皆様が感じて観て頂けたら嬉しいです。コレは挑戦映像作品です。是非!
白石晃士 コメント
愛のために、おぞましく非情なバイオレンスを実行しなければならなくなった男の悲哀を描くと同時に、愛を伝えることの美しさを描く娯楽作品を目指しました。
愛する恋人や家族を思い浮かべながら「自分だったらどうするだろう」と見ていただくと、よりハラハラして楽しめると思います。
※動画は現在非公開です。
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「ミュージアム」白石晃士が監督した“序章”を配信&放送、主演は三浦誠己 - 映画ナタリー https://t.co/nGJG57xefW