「The Light Between Oceans(原題)」のワールドプレミア上映が、現在開催中の第73回ヴェネツィア国際映画祭にて、現地時間9月1日に行われた。
M・L・ステッドマンの小説「海を照らす光」を「ブルーバレンタイン」の
ヴェネツィアのレッドカーペットにはシアンフランス、ファスベンダー、ヴィキャンデルが登場。上映後、観客たちから贈られたスタンディングオベーションにファスベンダーとシアンフランスは歓喜の笑顔を見せ、ヴィキャンデルは感動の涙を流した。
記者会見にて、シアンフランスは「頭で考えるのではなく、心で感じる作品にしたかった。ヒーローやヒロイン、悪役が登場するのではなく、ただ僕はありのままの“人間”を描きたかった」とコメント。
ファスベンダーは「この作品の話が決まったのはアリシアがブレイクする直前でした。その時点ですでに有名な女優をキャスティングすることもできたと思うのですが、監督から『アリシアに賭けてみたい』と打ち明けられました」と話し、ヴィキャンデルは「『作品に出たい』という思いと、『もしかしたら役をもらえないかも』という不安な気持ちが混在していましたが、失敗を恐れずにチャレンジして本当によかったです」と述べた。
「The Light Between Oceans」は2017年春、全国で公開。
デレク・シアンフランス コメント
作品との出会い
スティーヴン・スピルバーグ監督が、僕が撮った「ブルーバレンタイン」の大ファンだったそうで、彼の会社ドリームワークスから「新作を撮らないか」という声がかかりました。それまではオリジナルの作品ばかり撮っていたので、原作があるものを撮ってみたいと思っていたときにこの原作を紹介されたのです。
描きたかったこと
真実と愛のはざまで人間は何を選択するのか、ということ。頭で考えるのではなく、心で感じる作品にしたかった。ヒーローやヒロイン、悪役が登場するのではなく、ただ僕はありのままの”人間”を描きたかったのです。
マイケル・ファスベンダー コメント
この作品の話が決まったのはアリシアがブレイクする直前でした。その時点ですでに有名な女優をキャスティングすることもできたと思うのですが、監督から「アリシアに賭けてみたい」と打ち明けられました。彼女自身が生来持っているポジティブな天真爛漫さがイザベル役にぴったりだと感じたのを覚えています。彼女がイザベルを演じてくれたことが、この作品を成功へ導いたのだと思います。
アリシア・ヴィキャンデル コメント
出演が決まったときの感想
元々、シアンフランス監督の作品のファンだったのですが、私がこの作品の話を聞いたときはすでにマイケルの出演が決まっていました。「作品に出たい」という思いと、「もしかしたら役をもらえないかも」という不安な気持ちが混在していましたが、失敗を恐れずにチャレンジして本当によかったです。
「母」を演じてみて
実生活では子供はいませんが、「将来家庭を持ち、子供ができたときに私はどう感じるのだろう」と考えて演じました。この作品に出会い、イザベルという役を演じて、学んだことがたくさんありました。
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