「日本で一番悪い奴ら」の
日活ロマンポルノの製作開始45周年を記念した企画「ロマンポルノリブートプロジェクト」の一環として作られた本作。東京・池袋で働くデリヘル嬢たちの日常を軸に、ネットカフェ難民、シングルマザー、不妊症、それぞれの悩みを抱えた3人の女性と、彼女たちを取り巻く男たちとの群像劇が描かれる。
井端は、白石が助監督を務めた
なお本作には、日活ロマンポルノ第1作「団地妻・昼下がりの情事」で主演を務めた
「牝猫たち」は今冬より東京・新宿武蔵野館ほかにて順次公開。
井端珠里 コメント
約10年ぶりに白石監督と再会して、主演という形でこの作品に参加することができてとても嬉しいです。
「17歳の風景」の頃はまだ10代だったのですが、まさかこのような形で監督とご一緒させていただくことになるとは思いもしませんでした。ロマンポルノは映画好きの友達に薦められて18歳の時に観てから知っていました。歴史あるレーベルが復活し、そこに女優として参加できることを大変ありがたく思っています。現場では、白川和子さんに、あたたかく励ましていただいて非常に心強かったです。SMクラブのシーンでは縛られたまま待機することもあり、かなり辛かったです……(笑)。女優として初めての濡れ場で、覚悟はできていましたが、一人の女として100%踏み切れていない部分がありました。完成した作品を観て涙が溢れてきました。白石監督の愛を感じて、全てが昇華できました。白石監督の作品で挑戦できてよかったです。
白川和子 コメント
脚本(ホン)が素敵だったから、若い頃にこの脚本と出会っていたら主演をやりたかったなと思いました。
45年前だったら「団地妻」のように、ものすごくヒットしたのではないでしょうか。私たちが愛したロマンポルノが復活するということで、
もちろん私は脱いでいませんが(笑)、一肌脱げればと思い、すこしだけ出演させいただいております。
白石和彌 コメント
若松孝二監督の「17歳の風景」の時、まだ僕が助監督だった頃に若松監督に井端珠里を推したのが最初の出会いです。
そこから10年ぐらい経って今年公開した足立正生監督の「断食芸人」に出演して、俳優としてがんばっている彼女の姿を見て運命的なものを感じました。(撮影を)はじめる前から物語がある関係性を大事にしたかったし、彼女に主演を任せたいと思ったとき、全く迷いはありませんでした。完成した作品では期待どおり、期待以上にがんばってくれています。
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