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大森と大友はドラマから映画にもなった「ハゲタカ」にはじまり、NHK大河ドラマ「龍馬伝」を経て今作でもタッグを組んだ。原作にない映画オリジナルキャラクターの熱血刑事を大森に演じてもらった理由について、大友は「キーポイントで大森さんを呼んでいるので。今回もそういうつもりで声をかけました」と語る。また眞鍋という異質なキャラクターを「こずるいところとか欲望に忠実なところとか、キャラクターとして一番人間らしい。でも侍に例えるなら『最期は腹切りだよね』っていう話もしていて。自分の名誉守るためにああいう死に方を選んだんだ、と話していました」と言及。そして大森の魅力は?という質問には「こんな人なんで。魅力的だよね」とサラリと言ってのけた。
大友の話を受け、大森は「監督が僕に求めてくるものって、その作品の中における特異なところ。今回もまさしくそういう役で。現場でもどんどん変えていきながら、監督と作り上げた感じです」と役について述べる。そして「あとはカッコいい3人が出ているんで。それに負けない中年のクサさみたいなのを出せたらいいなと」と自虐気味に明かした。
舞台挨拶の中盤では、第九副室長・岡部靖文を演じた
大森は自身の最後のシーンについて「なかなかの大芝居を打っている俺、みたいな(笑)。『もっとですか監督!?』『もう俺死ぬよ!』ってメッセージ伝えてるのに、ずっと(カメラを)回してるんですよ」と撮影エピソードを明かし、「『欲しがるなあ』っていつも思うんですよね」と本音を打ち明け、大友を参らせた。
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