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本作は、漫才コンビ“エミアビ”の1人・海野の事故死を機に、遺された者たちが再生していくさまを描いたファンタジックヒューマンストーリー。海野を前野朋哉、相方の実道を森岡龍、エミアビのマネージャー・夏海を黒木華、エミアビの追っかけ・雛子を山地まりが演じている。
森岡はコンビ愛を育んだ方法について「まずは一緒にお笑いライブを観に行くところから始めました」と語る。「あとは飲みに行ったり、カラオケ行ったり……」と言葉に詰まると、すかさず前野が「映画映画。CDの貸し借りも」と森岡をフォローし、2人は仲の良さを見せつけた。渡辺は2人の漫才について「1回目は見るに堪えなかったです。空気が冷たい感じになってね。そこから2人の間とか言い方とか表情で同じネタでもどんどん面白くなっていって、最終的にはうまい具合になったと思います」と語った。
現場で一緒にいることが多かったという山地の印象を聞かれた前野は、照れた表情で「役柄もあるんですけど、山地さんは僕の写真を携帯の待ち受け画面にしてくれてたんですよ」と話す。山地は「そうでしたっけ?」とすっかり忘れていたようで、前野は「ええー!?」と驚きの声を上げた。また、森岡が撮影現場について「初日からけっこう大変で。暑さとの闘いでしたよね」と話を振るも、黒木は「そう……ですね」としっくりきていない様子。森岡は何事もなかったかのように「間違いなくこの映画で俳優としての覚悟を新たにしました」と話題を切り替えていた。
ここで、森岡と前野がエミアビの漫才を生披露することに。MCから「皆さん期待してますよ」と煽られ緊張した面持ちの2人だったが、いざ漫才がスタートすると完璧に役に入り込んで掛け合いを繰り広げ、会場の笑いをかっさらう。漫才が終わると、観客席からは大きな拍手が巻き起こった。
黒木はこの漫才を「うーん、50点くらいかな」と、劇中でエミアビのマネージャーを演じているだけあって厳しく採点。さらに山地が「お笑いマニアの雛子としては12点ぐらい」とたたみかけると、森岡と前野は苦笑いを浮かべる。森岡が「ちょっと2回戦練り直そう」と言うと、前野は強く同意を示した。
なお前野と森岡は8月2日に行われた「M-1グランプリ2016」にエミアビとして出場し、見事1回戦を通過。10月上旬より始まる2回戦への切符を手にした。「エミアビのはじまりとはじまり」は、9月3日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次ロードショー。
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- 「エミアビのはじまりとはじまり」公式サイト
- 「エミアビのはじまりとはじまり」予告編
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