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鈴木の恋人であり、薪たちをサポートする法医第一研究室監察医の雪子を演じた栗山。舞台挨拶では、全国の観客より集められた質問の中から「雪子は薪のことをどう思っているのか?」「雪子の立場だったら、あの仕事を続けられる?」という疑問がぶつけられた。栗山は正当防衛で薪に撃ち殺された鈴木に想いを馳せ、「私だったら逃げてしまいそう。受け止められない」と吐露。そして雪子の気持ちに寄り添い、「彼女の場合は、鈴木とともに第九を立ち上げた薪に対して、見守りたい、見続けないといけないという使命感を持っているのでは」と見解を明かす。
大友はそんな雪子のことを「恋人を奪った薪に対する憎しみもあっただろうけど、鈴木のことをよく知り、さまざまなことを共有していたのが薪だというのも知っている。だから憎みきれないんだよ」と説明。相反する感情を抱く難しい役どころだったが、「栗山さんは複雑な感情を表現できるお年頃でしょうから」と冗談交じりに、信頼の念を示した。
また栗山は「鈴木を解剖するシーンが一番胸が苦しかった」と口にする。大友は、死体である鈴木の目から涙があふれるカットについて触れ、「あのシーンこそ、僕がこの映画でやりたかったこと」と言及。そして「大変だったのは(解剖)されるほう。特殊メイクをして、硬いベッドでずっと寝転がってもらって」と鈴木役の松坂を労い、「死んでいるから呼吸で胸を動かせないんだけど、桃李くんは『泣いてみせる』って言うの。でもカメラでずっと回していたんだけど、なかなか出ない(笑)」と撮影のエピソードを披露。最後に「あれは本当に死者の中に残っていた薪や雪子に対する感情なのか? それともただの水滴だったのか? 解釈は皆さんにしてほしい」と観客に呼びかけた。
また終盤には、会場から質問を受け付けるコーナーも。死の直前、自分の理想とする世界が脳内に映し出されるという設定にちなみ、観客から「栗山さんの一番大切な人は?」というストレートな質問が飛ぶ。栗山は驚きつつも、「やっぱり家族ですよね」とにっこり笑顔で答えた。
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ようこ @kyuuri555tomato
「秘密」栗山千明と大友啓史、“胸が苦しかった”解剖シーン振り返る - 映画ナタリー https://t.co/qDLQc2vS9T また栗山は「鈴木を解剖するシーンが一番胸が苦しかった」と口にする。大友は、死体である鈴木の