戦争に翻弄された台湾生まれの日本人たちを追うドキュメンタリー「湾生回家」公開

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大阪アジアン映画祭2016で観客賞を受賞した台湾発ドキュメンタリー「湾生回家」の公開が11月12日に決定した。

「湾生回家」

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「湾生回家」メインビジュアル

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1895年から1945年までの50年間にわたり、日本の統治下にあった台湾。その間に台湾で生まれ育った“湾生”と言われる日本人は延べ20万人にも上る。本作は、敗戦によって日本本土へと強制送還された湾生たちの中から6人に焦点を当て、戦後の長い年月を経て彼らが再び故郷の台湾へ里帰りする様子や、引揚者が歩んだ過酷な人生を追っていく。

「湾生回家」

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自身の祖母も湾生であり、台湾を拠点に活動している画家チェン・シュエンルーが、40名近い湾生を取材し、5年の歳月かけて本作をプロデュース。台湾のアカデミー賞と言われる金馬奨で、1998年に最優秀短編作品賞を受賞した経歴を持つホァン・ミンチェンが監督を務めた。本作は同映画賞のドキュメンタリー作品賞にノミネートされた。

「湾生回家」は東京・岩波ホールにてロードショー。

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(c)田澤文化有限公司

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