本日7月9日、「
実際の事件をもとにした本作は、“S”と呼ばれる裏社会のスパイとともに悪事に手を染めていく北海道警刑事・諸星要一の半生を描いた作品。
綾野は、6月に行われた第15回ニューヨーク・アジア映画祭にて、世界的な活躍が期待される俳優に授けられるライジング・スター賞を受賞。同映画祭に参加した感想を、綾野は「すごかったですよね!」と、白石は「上映が終わったあとに、お客さんに囲まれて『アメリカにも悪い警察がいっぱいいるから、ニューヨークのコップにぜひ観てもらいたい!』って言われてね」と興奮気味に語る。そして綾野は「ニューヨークでの上映では、お客さんがずっと爆笑しているから僕たちも笑っちゃって。でもシャブを打つシーンからは皆さん笑えなくなってくるみたいで、国は違えど日本と感覚が近いのかなと思いました」と現地の盛況ぶりについて語った。
また綾野は「リリー・フランキーさんから『剛、よくやった。この作品最高だ!』ってメールをもらってうれしかった」と明かし、矢吹は「私も友人たちから『綾野さんがすごかった!』と、興奮した感じのメールがよく届きます」とにっこり。瀧内が「母親が電話をするたびに(アクラム・ラシード役の)デニスの植野行雄さんの真似をするんです……。あとうちのおばあちゃんが観てくれたんですけど『よくわからなかった』と言われました」と話すと、綾野は「そう? うちの祖母は『剛、最高だったよ』って言ってたよ」と口にして会場を和ませる。
続いて、本編ではカットされた幻のシーンの話題に。綾野扮する諸星が、薬物を使用した状態で瀧内演じる敏子を襲うというもので、綾野は「あの場面が本編に入っていたら、きっと諸星の見方が変わると思いますね」としみじみと述べ、瀧内は「人じゃなくて犬に襲われているような気分でした。カットがかかったあとも、触らないで!って思って……」と述懐した。
イベント終盤には、綾野が「こういった作品がきちんと上映でき、いろんなお客様に観ていただけていることがうれしいです。“日悪”の旅はまだまだ続いております! そして次回作こそ、代表作だと言えるものを白石監督と走りながら作っていきたい」と観客にメッセージを送る。話し終えてすぐにMCが「本作を“日本で一番◯◯な映画”と例えるならば、どんな映画ですか?」と質問を投げかけると、綾野は「けっこういい感じに締めたつもりだったのにな……」と困り笑いをしながら「うーん……日本で一番ヤバい映画でしょうね。あれ? あんまり盛り上がらなかったな(笑)」とコメントした。
「日本で一番悪い奴ら」は全国の劇場で上映中。
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