本日6月25日、「
「嫌な女」は、桂望実の同名小説を原作とする人間ドラマ。吉田演じる真面目で孤独な弁護士・徹子と、木村扮する恋多き詐欺師・夏子の人生模様をコミカルに描く。
吉田が「女優が女優を撮るということで、演出にも瞳さんのお芝居の要素が入ってくるのですが、その中の1つに音がありました。ナレーション録りのときに『羊ちゃん、今の音はミレミミじゃなくてドレドドでお願い』と音階で言われて。わかるようなわからないような……(笑)」とエピソードを披露。それを受けて黒木が「“受け入れるようになってきた”という言葉も、ドではなくソから入ると全然違ったりするので」とコメントすると、ラサールは「ごめんなさい、全然わからないや」と、中村は「僕も楽譜を一切読めないので……」とそれぞれ口にした。ミュージカルなど舞台で活躍している古川が「ちょっとわからないです。僕は楽譜が読めなくて耳で聴いて覚えているので……」と正直に話す場面も。
続いて木村は「去年の8月19日に竹内まりやさんの『元気を出して』を歌うシーンがあったのですが、瞳さんが『19日、まりやさんいらっしゃるから!』とおっしゃっていたんです。スタッフの方には『あるわけないじゃないですか』と言われたので、瞳さんに何度も確認したんですけどごまかされて……」と暴露。黒木が「佳乃ちゃんへのサプライズのつもりでいたので、言ったことも忘れておりました」と恥ずかしそうにすると、木村は「知らないふりをしつつ、でもまりやさんがいらっしゃるのも知っているし……(笑)。でも瞳さんのような素敵な女性のお茶目な一面を見ることができてとても思い出に残っています」と当時の心境を明かした。
またこの舞台挨拶では、本作が10月に韓国で行われる第21回釜山国際映画祭に正式出品されることがアナウンスされた。アジアの才能のある映画製作者の話題作を紹介する、アジア映画の窓部門への出品となる。黒木は「海外の方にも観ていただきたいので、うれしい限りです」と喜びの声を上げた。
終盤には観客から登壇者たちにサプライズが。初日を祝う言葉とともにヒマワリのうちわが掲げられたのを見た黒木は「私たちが皆さまを笑顔にしたいと思っていたのに、皆さまから笑顔にさせていただきました」と感謝の言葉を述べ、イベントを締めくくった。
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