スラム街からクラシック楽団誕生！実話もとにしたブラジル映画の予告解禁

ブラジルのスラム街から生まれたクラシック交響楽団の軌跡を描いた「The Violin Teacher（英題）」が「ストリート・オーケストラ」の邦題で公開決定。このたび予告編がYouTubeにて解禁された。

スラム街の子供たちにクラシック音楽を教える音楽教育プログラムを通して結成された“エリオポリス交響楽団”の実話をもとにした本作。音楽に愛と情熱を注ぎ、過酷な運命を切り開いた1人の音楽教師ラエルチとスラム街の子供たちの姿が映し出される。ラエルチ役は、自身もスラム街出身のラザロ・ハーモス。「セントラル・ステーション」で助監督を務めたセルジオ・マシャードがメガホンを取り、第39回サンパウロ国際映画祭では観客賞に輝いた。

このたび公開された予告編は、サンパウロ交響楽団のオーディションに落ち、失意のままスラム街にある学校の教職に就くバイオリニスト、ラエルチの姿を映し出す。貧困にあえぐ子供たちはクラシック音楽にまるで興味を示さない。そんな折、ラエルチの身に起きた出来事を知った子供たちは、音楽に希望を見出し、真剣に向き合い始める。

「パッヘルベルのカノン」のほか、モーツァルトやシューマン、ブラームスなど名だたる作曲家の楽曲も堪能できる「ストリート・オーケストラ」は、8月13日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次ロードショー。