エマ・ワトソンが実在した拷問施設に潜入するヒロイン熱演「コロニア」9月公開

「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー役で知られるエマ・ワトソンの主演作、「コロニア」が公開される。

本作は1973年のチリを舞台に、捕らわれの身になった恋人ダニエルを救うため拷問施設“コロニア・ディグニダ”に潜入した女性レナの戦いを描くサスペンス。レナをワトソン、ダニエルを「ラッシュ／プライドと友情」のダニエル・ブリュールが演じる。独裁政権と結び付き、2人を追い詰める元ナチス党員パウル・シェーファーには「ミレニアム」シリーズのミカエル・ニクヴィストが扮した。

ワトソンは「愛のためにどこまでできるか。女性は捕らわれる側を演じることが多いですが、この映画では女性が男性を救いに行く。その設定に惹かれました」と出演を決めた理由を述懐。監督のフローリアン・ガレンベルガーは「強いだけの女性では駄目だ、勇敢さと弱さを合わせ持っていないと。光を持った女性を暗闇に送りたかった。そんな女優はエマしかいない。彼女はいつもまばゆい光を発している」とワトソンを絶賛している。

「コロニア」は9月17日より、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ新宿ほか全国でロードショー。